「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

老人専用車 老人専用トイレを!

2018-03-27 05:37:21 | 2012・1・1
半世紀前以上も前、机を並べて一緒に仕事をした親友(故人)のT夫人と久しぶりに会い、満開の桜の下で、食事をしながら、老妻と三人、故人を偲びながら近況を語り合った。三人とも昭和1ケタ世代、戦中戦後の厳しい時代の共通体験があるだけに話があう。

T夫人は曽孫三人にも恵まれているが、ご自分の意思で、長年住み慣れた東京郊外の集合住宅で独り住まいをされている。お元気で毎朝地域のラジオ体操に参加、そのあと絵日記を書き、随筆の同人会でも活躍されているスーパーおばあちゃんである。僕ら夫婦との近況のやりとりもメールである。

話の中で、夫人が月一回、都心の眼科病院に通院されていることを知ったが、驚いたことに乗車駅の立川から御茶ノ水まで40分間、立ち詰めのことが多いという。病院の予約との関係で朝のラッシュ時とぶつかるからだ。夫人は足が丈夫で杖を持たないせいか、老人優先席でも席を譲られることがないという。僕にはとても耐えられない。婦人専用車の是非をめぐって話題になっているが、車両の半分でもよい老人専用車を設けて貰えないだろうか。

僕の体験で困るのは、公共施設などに”多目的トイレ”が少ないことだ。杖つき老人になると、用をたすのに一般トイレ、とくに和式ではできない。僕はあらかじめ、インターネットで駅などは調べてゆく。超高齢化時代、外出するお年寄りも多くなる。2020年の東京五輪。パラリンピックがが良い機会だ。関係者は、老人向けの施設を再検討して貰いたい。