「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”生き残れるか”フジテレビの4月番組改変

2018-03-07 05:59:24 | 2012・1・1
低視聴率が続くフジテレビが”変えなければ生き残れない”と、4月の番組改編に大ナタを振るう。改変率は全日(6.00am-深夜)28.2%。ゴールデン(7.00pm-11.00pm)29.8%、プライム(7・00pm-11.00pm)29.5%と日本テレビなど他局が、ほとんど手つかずなどに比べ3割近い変りようだ。

改変に当たり、フジテレビは20年以上続いている「ちんねるずのおかげです}など看板バラティを打ち切ると同時に低迷するニュース番組を”統一ニュース.ブランド"にするという。”統一ニュ―スブランド”とは解かりにくいが、各時間帯ごとに異なっていたニュース名を統一し、番組のイメージカラー、スタジオセットを新しいものにするらしい。

フジテレビのニュース番組は他局に比べて今一つ魅力に乏しい。日本テレビ、TBS,テレビ朝日など他局は同資本の新聞社の主張路線を番組に反映しているが、フジテレビはあまり産經色がでていない。逆に同じFNN系列のテレビと新聞かと思う番組さえある。FNN系列の地方局の中には極端に産経色を嫌う局があって、それに配慮しての忖度なのかもしれない。

フジテレビの低視聴率は2011年夏ごろから始まった”韓流番組偏重”に対する同局への市民デモからである。経営的な理由からかその当時、フジテレビの番組には”韓流”番組が多かった。これは産経の韓国報道とは相いれないものだ。他局の場合は同系列の新聞社色を上手に利用して高視聴率を稼いでいるが、フジテレビは逆である。4月改編で”統一ブランド”にするのは結構だが、問題はニュースのコンテンツである。産経の「正論」路線の解説者を起用し特色を出したらどうか。