「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

桜 木蓮 満開

2018-03-25 18:22:03 | 2012・1・1

東京の桜は例年より7日も早く24日、満開宣言が出ているが、わが家近くの呑川緑道(目黒区)は8分から9分咲きといったところだ。最近すっかり有名になった目黒川と違って、こちらは住宅街の中とあって、日曜日なのにお花見の人は少ない。ベンチもなく道行く人がカメラに収めるぐらいで、もったいない。

緑道(暗渠)から少し入った小道のマンションの庭に紫色した木蓮の木があり、こちらは盛りを過ぎて散り始めてきた。桜はパツと咲き、パっと散る、その姿が大和魂だと言われた時代があったが、木蓮の花言葉は”持続性”、開花して長い間、人々の目を楽しませてくれる。人生、80歳半ばをすぎて、やはり、一回限りの人生”である。桜の短い華やかさもよいが、多少老醜はあっても木蓮の持続性もよいと思うようになった。


リカレント教育とRPA(事務のロボット化)

2018-03-25 07:27:36 | 2012・1・1
人生百年構想会議の席上、安倍晋三総理がリカレント教育の普及拡充を関係閣僚に指示したという。リカレント教育とは英語の「recurrent」、回帰、反復という意味からきていて”学び直しとでも訳そうか。百年という超長寿社会を前に、若い時の教育だけでなく、人生の途中でもリカレント教育が、とくにIT技術では必要になってきたというわけである。

IT時代の先駆け、ワープロが世に出た昭和の終わりから平成の初め頃ではなかっただろうか。機種の一つ「一太郎」の名称が、戦前、軍人美談として教科書で学んだ僕ら昭和世代の話題になったことを覚えている。30年ほど前のことである。そのワープロ時代が去ってPCインターネット時代に移行したのは今世紀になってからだ。僕が75歳を機会にPCでブログを書き始めたのは2006年からである。

総務省の統計によると、2016年度のわが国のPCの普及率は73.2%、スマホも71.8%と固定電話の73.0とほぼ同じである。30年前にはゼロだったのだから驚くべき急速な普及率である。そして、このIT革命は依然進行中である。昨夕、NHKテレビのニュース番組で「RPA」を特集していた。「RPA」とは"Robotting processing automation"の略で、人屋も口知能を備えたロボットによる業務改革の事で、すでに導入中の企業が400社もあるという。

ワープロから僅か30年のこの変化である。レカーレント教育がなければ社会についていけない時代になってきた。PCのインターネットで手一杯の80老人には難しい時代になってきた。