「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

豪雨被害から4日、死者157名、不明56名

2018-07-10 05:07:38 | 2012・1・1
気象庁は今回の豪雨災害を「平成30年7月豪雨」と命名したが、発生から4日経っても人的被害は増え続け倉敷市真備町では新たに14人の死亡が確認されて、NHKテレビ.ニュースは死者157名、行方不明56になったと伝えている。平成になって以来、最大の被害である。被害が1府13県と広域にわたっていることもあるが、発生からこんなに長時間たって今なお50以上も行方不明者がいるのは異常である。

NHKテレビの地上波放送は9日一日、画面左横の固定テロップで「死者○○人 不明○○人」と表示、さらに横の流れテロップで最新のニュースを流していたが、昨日から一挙に倉敷市真備町の死者数が多くなった。真備町は市内を流れる川の堤防が決壊し、浸水したが、、画面で見る限り、4階建ての病院もあり、住民への被害は少なかった印象だったが、水が引いたあと犠牲者があることが判った。

現地では自衛隊を中心に懸命の捜索活動が続いているが、いまだに死者が大勢発見sれているのは異常である。気象庁の事前予報、地域自治体の住民への警報伝達方法、それとも住民の危機意識の希薄から来たものか。人的被害だけでなく、豪雨により交通インフラが破壊され、断水、停電などライフラインにも甚大な影響が出ている。天災ではあるが、何か人災も原因しているようにみえてならない。

今なお被災地では1万人もの人たちが不自由な生活を送っているが、早くも新しい台風が沖縄の先島方面に発生、針路によっては襲来の恐れもある。宿命とはいえ、備えあればやは憂いなしである。”コンクリーとより人間”という時代があり、治山治水まで軽視されたが、そのツケが回ってきたとは思いたくないが,再チェックの必要はある。