" NHKは朝日より質(たち)が悪い”という雑誌の広告見出しが目に入った。内容を読まないで恐縮だが、僕は2001年1月、雪の中を「女性国際法廷」にからむNHKの特番”戦争を裁く”上映に反対、仲間とともに抗議した。最近はあまり、こういった番組はなくなったと思っていたが、13日早朝4時からの「深夜便」は首をかしげたく思った、。途中から聞いたので、全体はわからないが、戦前の女性運動家、平塚雷鳥(らいてふ」)の関係者がポンティアナク事件について語っていた。
ポンティアナク事件とは、戦争末期インドネシアの西カリマンタン(ボルネオ島)の州都、ポンティアナで起きた海軍特警(憲兵)による住民虐殺である。僕は2000年、この事件取材のため、虐殺現場とされるモンドールへ行き献花したが、慰霊碑には”アラーの僕(しもべ)である合計21,637名の男女が埋葬されている”と現地知事の揮毫文が書かれてあった。僕は事件について当時現地にいて、戦後和蘭軍によって逮捕されたMさん(100歳)をはじめ犠牲者の遺族、オランダの戦争資料館まで取材した。この結果、虐殺は事実だが、一方では戦後のBC級裁判で鎌田司令官(中将)以下15人が処刑されており、虐殺人数についてはオランダ側も否定している。
ラジオ深夜便の女性も現地取材をされているようだが、通訳を通じての短期間の取材である。それより、平塚雷鳥博物館(上田市菅平)の紹介番組なのに何故、ポンティアナク虐殺にふれるのか。NHKの取材になにか特別の意図がなければよいのだが。深夜や早朝のラジオ番組の中には教育番組という名の偏向”番組が確かにある。
ポンティアナク事件とは、戦争末期インドネシアの西カリマンタン(ボルネオ島)の州都、ポンティアナで起きた海軍特警(憲兵)による住民虐殺である。僕は2000年、この事件取材のため、虐殺現場とされるモンドールへ行き献花したが、慰霊碑には”アラーの僕(しもべ)である合計21,637名の男女が埋葬されている”と現地知事の揮毫文が書かれてあった。僕は事件について当時現地にいて、戦後和蘭軍によって逮捕されたMさん(100歳)をはじめ犠牲者の遺族、オランダの戦争資料館まで取材した。この結果、虐殺は事実だが、一方では戦後のBC級裁判で鎌田司令官(中将)以下15人が処刑されており、虐殺人数についてはオランダ側も否定している。
ラジオ深夜便の女性も現地取材をされているようだが、通訳を通じての短期間の取材である。それより、平塚雷鳥博物館(上田市菅平)の紹介番組なのに何故、ポンティアナク虐殺にふれるのか。NHKの取材になにか特別の意図がなければよいのだが。深夜や早朝のラジオ番組の中には教育番組という名の偏向”番組が確かにある。