「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

理解できない老人医療.介護の窓口負担の基準

2018-07-26 05:22:12 | 2012・1・1
お役所仕事は理解しにくい。この生命にも関わる危険な暑さの中、老人にとっては生命の綱ともいうべき新しい「後期高齢者医療被保険証」(保険証)がわが家に郵送されてきた。例によって色々難しい役所の説明文書とともに8月1日更新の保険証が入っていた。老夫婦でそれぞれの保険証を確認しあったら”万歳”を叫びたくなった。二人とも窓口3割負担が1割に引き下げられた。肝心の理由が書かれていないが、僕の昨年度の住民税の課税所得が1割基準の年間150万円以下だったのだろう。

保険証の発行元は東京都後期高齢者地域連合という役所だが、別に僕の住んでいる目黒区から「介護保険負担割合証」が届いた。僕ら老夫婦はともに要介護1の認定を受けているが、サービスは受けたことがない。ところが、この「割合証」を見ると、僕の窓口負担が2割で、老妻は1割である。説明文を読んでみると、僕の年間所得が160万円以上あるかららしい。老人にとっては医療も介護も同じよなもので理解しにくい。

保険制度である。支払額に高低があるのは当然だが、医療の負担が1割で、介護が現役並みの2割なのか。しかし、わが家にとって医療の1割負担は朗報である。7月末に医療チェックがあったが、医院に連絡して8月2日まで延期してもらった。3割と1割では晩酌の焼酎1本ぐらいの違いは出てくる。こんな冗談がいえるのはまだ健康な証拠かもしれない。年金以外、これといった収入がないわが家にとって1割ダウンは有難い。だからといって意味のない医者がよいは慎しもう。