昨日一日、日本列島は平成につぐ新元号の話題で沸いた。わが家も老夫婦そろってテレビの前で、安倍総理の事前の言葉などから色々忖度したりしたが、結局当たらず「令和」に決まった。菅官房長官の発表では.出典は万葉集の梅の春三十二首をよんだ序文”初春の令月には気淑(きよく)風和(やわ)らぐ”からだという。
「令和」の漢字「令」をみて、正直いって僕は“命令”、”省令”の「令」を思い起こし違和感を感じた。事実、手元の辞書を調べると、「令」の第一の義は、きまり、おきて、いいつけであり、令嬢、令夫人など敬う意味は第二義である。しかし、耳から入る”reiwa"は不思議と響きがよい。若い人向けなのかもしれない。
元号が最初に採用された「大化」から1300年の歴史、過去247のうち、出典が手日本の国書は今回の万葉集が初めてだという。意外な感じだが、安倍総理も言っているように時代の変化であろう。総理の記者会見で、これを”国際政治”に無理に関係させようとするような質問が出ていたが、馬鹿げている。
世界の国々の中で、その国独自の元号を持っているのは、今やわが国だけである。”人々が美しい心を持ち、心を寄せ合い、来るべき「令和」の御代にしよう”(安倍総理談話)(写真は今年3月、わが家に咲いた初春の梅)