インドネシアの首都,ジャカルタに日本の全面協力で待望のMRT(都市高速鉄道)が開通、折から大統領選挙もあって町中沸いているそうである。半世紀以上にわたって30回近く、ジャカルタを訪れている僕も是非乗ってみたいのだが、足腰も弱り、パスポートの期限も切れていて実現しそうもない。
関西在住のインドネシア通の友人からMRTの資料を頂戴した。ジャカルタは、僕が在住していたころから、交通渋滞で泣いていたが、開通したのは中心部を走る南北線15.7キロだが、駅名を見ると、じゃがたらお春が昔住んでいたコタから、和蘭時代のハルモ二―、独立記念塔のあるモナスなど懐かしい。僕が在住していた頃にははまだ、和蘭時代の市内電車のレールも残っていたが、。
頂戴した資料の中に現地の邦字紙「じゃかるた新聞」の"ホームにゴミ箱なし、飲食禁止、罰金50万ルピア(約4000円」という記事があった。また別の記事には、MRT建設に協力したJICA(国際協力機構)の専門家の話として、JICAでは、路線建設、車両運転などハード面だけでなく、乗客のマナー向上のため、日本の横浜市営鉄道の例などを実地に教示したそうだ。
僕の体験ではインドネシア人の日常モラルは、日本に比べて低いように感じたが、最近はそうでもなくなってきた。東京の短い乗車時間の中でも飲食したり、化粧したりする女性も見かける。しかし、降車優先のマナーなどは安全性からいっても学んで貰いたい。前よし、右よし、左よし、発車オーライを願う。