「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

59年前の読売ジャイアンツ 高橋投手の記録から想う

2019-04-06 06:12:45 | 2012・1・1

昨日(4月5日)の産経新聞スポーツ面に”ドラ1G高橋初登板初勝利”といった大きな活字が躍っていた。読売巨人軍のドラフト1位のルーキ―高橋優貴投手が阪神タイガース戦登板、6対1で勝利投手となった。これは巨人軍の大学出の新人としては1960年(昭和35年)以来、59年ぶりの記録だという。プロ野球ファンを自負している僕も知らなかった記録だ。

"巨人大鵬たまご焼き”ではないが、僕ら昭和1ケタ世代は何故かこれに当てはまる。ワン. パターンで無趣味無道楽の人間が多い。振り返ると半世紀前の若かりし頃もそうだった。せいぜい、モノクロ.テレビの前でビールを飲みながら、巨人戦の試合に夢中になるくらいであった。だから、59年前の巨人軍のことも朧気ながら覚えている。

59年前大学出の新人として勝利したのは青木宥明投手であった。このシーズン、巨人軍は水原茂監督の下で、優勝は逃しているが二位だった(1位は横浜大洋)。主要メンバーは投手、別所、堀之内、藤田といったそうそうたる顔ぶれ、野手も長嶋、広岡、与那嶺などの打陣に王も入団2年目で強力打線の控えにいた。青木投手は、記録を調べると、この中に会って5連勝を含め6勝もあげている。それなのに僕の記憶にないのは、やはり長嶋、王のON打線がいかに偉大だったかだ。

加齢のせいだろう、昔のように野球のテレビ観戦に夢中になれなくなったが、まだ、なにか新しい記録にはワクワクする。高橋投手の次なる記録を期待したい。