選挙公報の届くのを待って、昨日、東京の区議会議員選挙の事前投票を老妻と一緒に早々と済ませてきた。ここ数年、僕は選挙当日ではなく、事前に投票する慣習だ。当日”不在”ではないのだが、大雨など天候が悪いと、老人はとかく棄権しがちだからだ。同じような考え方が多いのだろう。投票所へ行く道は杖を突いた御老輩が目についた。
区政選挙は国政、都政と違って地元の政治だから関心度が高い。それに立候補者の中には”街”の魚屋さんの主人や薬局の娘さん、PTAの元会長もいて親しみがある。わが家では老妻が地域の老人会の習いごとに参加している関係上、支援者からしっ切りなしに電話がかかってくる。老妻がどの党の誰に投票するか知らないが、老妻はいつも゛頑張って下さい”で電話を切っている。
僕は原則として政治は若い世代にまかせるべきだと思っている。しかし、区政については違う。地元の身の回りの政治は経験者優先だ。僕は今住んでいる区政に反対であり,この区政に終始反対の立場で過去四期連続トップ当選している無所属候補者に一票投じた。立候補者のうち80歳と最高齢だが、百歳時代、高齢者の立場からの政治もあってもよい。
高齢者の事前投票率を調べてみてもよいのではないか。特別介護老人施設などでの投票はどうなっているのか。在宅の介護老人を含めて巡回投票などはできないのか。超高齢化時代、一考してよい問題に思われるのだが。