せめて情報だけでも老人対象コロナ.ワクチン接種

新たに昨日、羽田空港に2０００万人分ものコロナ.ワクチンが大型機で到着、６５歳以上の高齢者を対象にした接種が来週１２日から始まるが、東京のわが老夫婦（計１８８歳）の耳には、いつ、どこで、どんな方法で始まるのか知らせがない。菅義偉総理の6月中には完了するという言葉を信じているが疑心深い年寄りには気になるものだ。

全国の各自治体によって接種の順番、方法は違うようだが、共同通信の調査によると、特別養護老人ホーム（特養）や介護老人特別施設（老健）の在所者から始まる所が多いようだ。「特養」「老健」の区別さえはっきりしないが、在宅介護者が多い中で差別ではないだろうか。八王子市では接種第一弾に限り申し込みによる順番制をとったそうだが、それも何か問題がある。

コロナ.ウィルス接種に限り、なぜ高齢者年齢を６５歳にしたのか。わが国の高齢者医療体制は大別して７５歳からの後期高齢者医療と二本建てである。各市町村の老人医療を支援する包括センターもこれに基づいて運営されている。ワクチン接種年齢が６５歳と７５歳とでは数が違うし、そのバックアップも違う。高齢者接種終了後の一般人接種体制は大丈夫なのか。老爺心ながら。