三回目の緊急事態宣言が20日大阪、兵庫、京都の関西2府1県に再発令される。東京など1都3県でも週末までに国に対して再発を要請するようだ。しかし、世論はあまり、三度目の正直に期待していない。庶民から見れば、似たような名称の「蔓延防止等重点」措置が実施されているさ中ではなかったのか。”屋上屋を重ねる"感がする。
こう何回も同じような「宣言」とか「措置」といった言葉が繰り返されると、 仮に効果があっても言葉が色あせてくる。いわんやである。ここは思い切って名称を変えたらどうだろうか。僕ら銃後の小国民世代が思いつくのは”非常時”である。あの時代、何かにつけ”非常時”という言葉が使われた。
”非常時”の時代。都会では灯火管制が敷かれ、灯が外に漏れないよう軍から命令された。街灯は消され、いわんや商店は店を閉じた。事実上の夜間外出禁止令であった。”勝つまでは頑張ろう”の非常時。コロナ戦争、非常時体験の僕ら世代は夜間外出禁止令が出ても頑張れるのだが、宣言が出ても、路上飲みがやめられない若い世代は大丈夫か。