「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

47都道府県「住んだ町」「旅した町」(北海道)札幌(4)百花繚乱

2021-04-14 07:19:27 | 2012・1・1
札幌の春は素晴らしい。福島県の三春は桜梅桃が一斉に咲き誇ることから三春というそうだが、その意味では札幌は”百春”だ。長い冬の眠りから覚めてありとあらゆる花が咲きほこる。5月初めの連休前後には大通り公園の500本ものリラが咲き始め”ライラック祭リ”が催される。半世紀以上も続く伝統行事だ。

梅雨のない北海道の6月は最高の季節だ。百花が咲きそろうこの季節(15日)に札幌の北海道神宮の例大祭が催される。明治2年創設の北海道の守り神。かっては札幌神社と呼ばれたが、昭和39年明治天皇を合祀され改名された。道内の企業は夏のボーナスを先行して渡すところが多い。お祭りに合わせて中島公園で縁日が立ち並ぶが、その規模は国内でも十本の指に入る。

冬の祭りとえば「雪まつり」だ。2月第一週の土日を挟んで1週間大通りのメイン会場を中心に繰り広げられる。昭和25年札幌の高校生の四体の雪像から始まったそうだが、今では会期中200万人の観光客が集まる国際的なイベンツとなった。