少し旧聞になってしまったが、下村博文文科相が先日、国立大学学長会議の席上”国旗と国歌の取り扱いについて適切にご判断願いたい”と挨拶されたという。何故この時期に文科相が挨拶されたのか疑問はあるが。国立大学での入学式、卒業式での国旗掲揚、国歌斉唱は当然なことだと思うが、早速学長の中には”大学の自治と自由に反する”と問題視する動きがあるとのことだ。調べたわけではないが、外国では、こんな例はあまりないのではないか。
今でこそ小中学校の入学式や卒業式での国旗掲揚や国歌斉唱は100パーセント実施され、当たり前のことになっているが、敗戦から昭和40年代ころまでは、進駐軍の占領政策で禁止されていた影響もあり、主権回復後もタブー視されてきた。その結果、当時の子供たちの中には国歌「君が代」を、大相撲の千秋楽で歌う歌と思っていたという話さえあった。昭和37年、僕はロンドンの ある劇場のお芝居のフィナーレに、観衆全員が立って英国国歌を斉唱したのを見て感激したのを覚えている。当時、わが国では国旗、国歌は社会から忘れられていた。
全国の国立大学86校のうち、今年3月の卒業式で国旗掲揚をしたはの74校あったが、国歌を斉唱したのは僅か14校にすぎなかった。国立大学での式次第の最終的権限は学長にあると思うが、いったいどうなっているのだろうか。やはり、国旗掲揚、国歌斉唱は大学の自治と自由に反すると思っている学長がいるのかもしれない。今の学長の平均年齢を60歳前後だとすると、まさにこの世代は、国旗、国歌が社会からないがしろにされていた時代に育った人たちだ。多分、その教育が影響しているのかもしれない。、
今でこそ小中学校の入学式や卒業式での国旗掲揚や国歌斉唱は100パーセント実施され、当たり前のことになっているが、敗戦から昭和40年代ころまでは、進駐軍の占領政策で禁止されていた影響もあり、主権回復後もタブー視されてきた。その結果、当時の子供たちの中には国歌「君が代」を、大相撲の千秋楽で歌う歌と思っていたという話さえあった。昭和37年、僕はロンドンの ある劇場のお芝居のフィナーレに、観衆全員が立って英国国歌を斉唱したのを見て感激したのを覚えている。当時、わが国では国旗、国歌は社会から忘れられていた。
全国の国立大学86校のうち、今年3月の卒業式で国旗掲揚をしたはの74校あったが、国歌を斉唱したのは僅か14校にすぎなかった。国立大学での式次第の最終的権限は学長にあると思うが、いったいどうなっているのだろうか。やはり、国旗掲揚、国歌斉唱は大学の自治と自由に反すると思っている学長がいるのかもしれない。今の学長の平均年齢を60歳前後だとすると、まさにこの世代は、国旗、国歌が社会からないがしろにされていた時代に育った人たちだ。多分、その教育が影響しているのかもしれない。、