「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”11月13日はいい膝の日" 変形性膝関節症はは国民病

2019-11-13 04:28:19 | 2012・1・1
”11月13日はいい膝(膝)の日です”と書いた折込ちらしが新聞に入ってきた。あまり聞いたことがない記念日なので調べてみたら製薬会社が作った“11(いい)13(膝)”をもじった語呂合わであった。しかし40歳以上の国民の四分の一に当たる2800万人が変形性膝関節症だという統計もあり、座視できない問題だ。

僕が左膝の半月板摩耗と診断され痛みを感じたのは10年以上前のことだ。最初のうちは痛みはひどくなく、整形外科病院でマッサージをしたり電気をかけたりしていたが、一向に良くならない。スポーツクラブで水中歩行もしたが、その場限りの効果であった。セカンドオピニオンで病院を変え,コンドロイチンの注射もしたが、効はなかった。結局7年前に総合病院で1か月近く入院、人工関節置換手術を受けた。

この体験の中で素人なりに怪訝に思ったのは、テレビCMや新聞広告を通じてコンドロイチンの服用薬を大々的に宣伝、その効果をうたっているのにどこの病院も投薬しないことだ。何故かと思ったらコンドロイチンは、第三種医薬品で、医者の診断がなく薬剤師がいないドラグストアでも入手できるからなのだ。

僕の場合、外科医のコンドロイン注射でも痛みがとれなかったので市販の服用薬は服用しなかったが、、むやみに宣伝にのって飲むのはどんなものだろうか。僕の体験では最終的には総合病院で診断を受け、その指示に従うのが一番のようである。それ以前に。若い時から膝が変形しないよう日常の歩き方などが必要ではないのだろうか。




なぜ大麻覚醒剤中毒に走るのか

2019-11-12 06:30:16 | 2012・1・1
少し旧聞だが、産経新聞(首都圏版11月9日)の社会面に愛知県稲沢元市議(76)が覚醒剤密輸の容疑で中国で逮捕され、広州地裁から無期懲役を言い渡されたという記事があった。やれやれと思ったら第二社会面には、元NHKの”歌のお兄さん”(50)が大麻所持、タレント氏(63)が覚醒剤所持、元五輪スノーボード選手が(38)が大麻を輸入した容疑で捕まったという記事がめじろ押しに載っていた。

世は天皇陛下ご即位のニュースで沸いているが、反面暗い社会の断面も見せつけられた感じだ。大阪地検で護送中、逃走した男(42)も容疑は覚醒剤所持であった。こういった麻薬,覚醒剤の類は今に始まったことではない。戦後すぐの昭和20年代には。戦争中軍隊の一部で使用されていたという覚醒剤「ヒロポン」が大流行、”も早や戦後も終わった”時代にもシンナー遊びが流行した。しかし、若者が中心であった。

問題は最近の大麻覚醒剤の流行が若者だけではなく、ある程度社会的な経験をした人間が過去の”栄光”に酔い続けての犯罪のように見えてならない。過去にはプロ野球の超有名選手もいた。もう一つは大麻覚醒剤の流行が国際的になってきたことだ。麻薬摘発に厳しいフィリピンでは、ドゥエルテ政権になってから5千人が逮捕され処刑されている。わが国は麻薬について寛大だという指摘もある。歴史には麻薬戦争という例もある。亡国に連なる大麻覚醒剤は厳重に取り締まるべきだ。

万世一系 歴史の重みと誇り

2019-11-11 08:09:23 | 2012・1・1
天皇陛下のご即位を祝う「国民祝典」と昨日の「祝賀御列の儀」をテレビを見ながら、改めて僕は万世一系、2679年、綿々と続く天皇家の弥栄を祝い、世界に類のない天皇制の歴史の重みと誇りを感じた。

関西在住の友人のS氏からご即位に関連して”世界一古い国、世界で唯一の君主国”(国際派日本人養成講座)を送って頂いた。要旨は、西欧のマスコミが天皇陛下の一連の儀式に関心を持ち、中継するテレビ局さえあるという。世界には王国や宗主国はあるが、King ではなくて一般にEmperor,kaisarと呼ばれる国は日本しかない。

西欧的感覚でいうと、君主は国王より"格上”だそうだが、天皇を単に”格上”として喜んでよいのだろうか。日本国民が誇りにしているのは、神話にしても2679年の万世一系の天皇家が続き、歴史と伝統が引き継がれていることだ。それに戦後の新憲法によって”国の象徴、国民統合の象徴”と定められていることだ。

「祝賀御列の儀}のパレードの沿道には2万人もの観衆が、日の丸の旗をもって両陛下を出迎えた。隣国の中には数百年続いた王家が滅亡し。王宮跡が刑務所と共に観光スポットになっている国もある。


 



呑川(東京)緑道のハウス農家の無人スタンド

2019-11-10 05:43:03 | 2012・1・1
膝のリハビリを兼ねて近所を散歩したいと思っていたら、歩いて片道400歩の呑川緑道(暗渠)に沿った場所でハウス農家が野菜の無人スタンドを開店した。格好のリハビリ.コースである。昨日、杖を突いて歩数を数えながら出かけたら、ゴーヤが3本100円で最後の一品として売っていた。

呑川は世田谷区の桜新町が水源で、目黒区、大田区を通って羽田の東京湾に流れる小川だが、昭和52年、その一部が暗渠化され、緑道という名で散歩道となっている。僕の住む柿の木坂支流は桜の木が植えられ、季節には花見客で賑わう。

無人スタンドは、もともと呑川にそったハウスの花卉(かき)農家だが、最近、兼業として野菜つくりをはじめ、近所の方に”おすそわけ”しているみたいだ。ゴーヤは小さくて格好は悪いが、何より朝とりで新鮮だ。早速ゴーヤ.チャンプールにして美味しく頂戴した。

"表現の自由“という名のNHKの偏向編成

2019-11-09 04:26:36 | 2012・1・1
NHK総合テレビが先日、川崎市のNPO法人「kawasakiしんゆり映画祭」で、現在訴訟中の慰安婦映画「主戦場」を上映したことについて、小ブログは"偏向放送”、公共放送が扱うべき問題ではないと批判した。(11月6日更新)ところが、昨日(8日)朝の報道番組「おはよう日本」の中で”萎縮する表現の自由””という名で繰り返しこの問題を放送していたのに驚いた。

古い話で虚縮だが、2000年12月,東京の九段会館で天皇陛下に”性奴隷”の被告として有罪求刑した女性国際戦犯法廷(模擬裁判)が開催されたが、この馬鹿げた裁判を終始取り上げたのはNHKと朝日新聞だった。 さらにNHKは追い打ちをかけるようにして翌01年、当時のFTV放送「戦争をどう裁く」で、特番まで組んでいた。これを。事前に察知した僕は仲間とと共にNHKに押しかけ抗議した。大雪の日であった。

”萎縮する表現の自由”というが、わが国は法治国家である。何でもかんでも”表現“して構わないのか。それと問題なのは、NHKの番組編成の時間帯である。早朝とか深夜の時間帯を狙って放送しているようにみえる。朝7時、通勤前の時間帯に放送する内容の番組ではない。”表現”は悪いが、泥棒ネコ的な編成である。”表現の自由”を言う前に真実をつきとめる目を持ってほしい。”従軍慰安婦”とか”性奴隷”などは存在しない。



目黒大鳥神社一の酉(とり)

2019-11-08 13:56:10 | 2012・1・1
東京の歳末市のはしりをきって8日、一の酉が催され盛り場の浅草鷲神社や新宿花園神社は大勢の人出で賑わっているようだ。僕も秋空に誘われ散歩がてらバスに乗り、老妻に付き添われ近所の目黒大鳥神社に出かけてきた。まだお昼前なので、境内はすいていたが、それでも縁起物のの熊手を売る店がたち並び、売れるごとに手拍子が響いていた。目黒通りに面した露店には酉の市名物の切り山椒も売っていた。



立冬 山茶花(さざんか)が咲いた。

2019-11-08 04:45:39 | 2012・1・1
暦の上では今日(8日)が立冬。早朝、老妻がゴミ出しに階下に降りたら庭木の山茶花が一輪花をほころばらせていた(写真)。山茶花の花というと、僕らの世代は、子供のころ歌った童謡「たき火」の二番の歌詞を思い浮かべる▽山茶花、山茶花、咲いた道 たき火だ,たき火だ 落ち葉たき。

戦前の東京の郊外の情景をよく描いている。昭和10年代、東京郊外はビルなどなく横町へ入ると道は舗装されていなかった。ブロック塀など少なく垣根が多かった。曲がり角には季節折々の花が咲いていた。

昨日、通院の帰り、近所の日蓮宗のお寺の前を通ったら、境内の銀杏はまだ青々としていたが、お会式(11月15日)を告げる看板だ出ていた。 昔はお会式が来ると寒くなるという言い伝えがあった。事実、記憶の中には,もっと季節は寒かったような気がするのだが。80年前(昭和14年)の立冬(13日)の亡父の日記には”寒波襲来、夜具厚布団にする”とある。地球の温暖化現象なのだろうか。

"武士道にもとった”「比国決戦の歌」

2019-11-07 05:58:39 | 2012・1・1
小ブログ(2018年3月3日更新)「海ゆかばは軍歌についてコメンテーターの「ミツバチ28号」さんから最近、貴重なご意見と情報を頂いた。その中で、僕が戦争末期歌われた「比国決戦の歌」(作詞西城八十 作曲古関裕而)に触れたところ、当時「愛国の花」などの作詞者、福田正夫が”武士道にもとる”と抗議していたことを知った。
# 「比国決戦の歌」(昭和19年3月)
 決戦かがやく亜細亜(アジア)の光 命惜しまぬ若桜
 今こそ咲き競うフィリッピン いざ来い二ミッツ゚、マッカサー
 出てくりゃ地獄へ逆落とし 

昭和19年10月サイパン陥落後戦局は悪化し、この歌が歌われた頃、僕は中学2年生で、3学期からは学業を離れ軍需工場へ動員されていた。今でも覚えているのは、駅から工場へ行く途中、行進しながら、よくこの歌の最期の繰り返し(リフレイン)の部分”出てくりゃ地獄へ逆さ落とし”を大声上げてガメったことだ。空腹を抱えてやけっぱちでもあった気もする。

軍歌の定義は難しいが、日支事変と呼ばれていた戦争初期には愛国行進曲、愛国の花など愛国を国民に訴えるものが多かったが、敗戦近くになると「比国決戦の歌」など勇ましさを通り越したものが増えてきた。それでも、一方では連日の空襲の中、「勝利の日」(サトーハチロ―作詩 古賀政男作曲)を信じていた。
♯ 「勝利の日まで」(昭和19年3月)
丘にはためくあの日の丸を 仰ぎみる見る見る我等が瞳
いつか溢れる感謝の涙 燃えてくるくる心の炎
我等がみんな力の限り 勝利の日まで勝利の日まで
僕は最後の最後まで戦争は神風が吹いて勝利すると固く信じていた。75年前の銃後の日本である。




 






"慰安婦“映画「主戦場」NHKの偏向放送

2019-11-06 05:53:03 | 2012・1・1
昨日の早朝6時20分からのNHK総合テレビのニュース番組で”慰安婦”問題をめぐって話題になっている映画「主戦場」を川崎市の「KAWASAKIしんゆり映画祭」で上映されたニュースを放送していた。この映画は、もともと上智大学の日系大学院生が卒業記念に制作したものだが、出演者に断りなく一般上映されたとして,藤岡信勝氏,ケント.ギルバード氏ら5人から公開差し止めの訴訟がでている。これを理由に映画会を共催している川崎市はいったん、上映中止を申し入れたが、映画会最終日に上映された。

僕はNHKのニュースを見て、正直いって公共放送が伝える価値があるのかどうか。内容が偏向していないか、疑問に思った。映画祭には250人が集まり抽選で90人が入場できたが、制服の警察官が会場を警備し、ボランテイアによる持ち物検査まであった。話題としては面白いが、NHKは観客の言葉を借りて”見てよかった、上映すべきだ”と映画を推奨していた。一般の視聴者は,映画が上映中止を求めて訴訟中なのを知らない。一方に組する偏向ではないかと思った。

NHKは同じ内容のニュースをBSニュースでも繰り返し放送していたが、夕方の首都圏ニュースの中で共催の福田紀彦市長を登場させ、市長の”映画祭への対応は適切だった”という談話を紹介している。果たしてそうだろうか。訴訟を通じて係争中の映画である。市民の税金が一方に組にした催事に使われてよいのか。NHKは終始製作者の話は紹介していたが、訴訟の原告側の意見は紹介しいない。

小ブログは9月20日更新の一文の中で、学術映画という名目で出演者をだましながら入場料をとって一般公開している”詐欺的”手法を批判している。映画監督氏は、これで表現の自由は守られたともっともらしいことを言っているが、はるかにそれ以前の問題である。



我が家の家系図とファミリー.ヒストリー

2019-11-05 05:46:12 | 2012・1・1
テレビ番組の「ファミリ―.ヒストリー] の影響を受けたのか、最近自分史と並んで、自分の家系史調べが静かなブームのようである。先日、わが家にも4代前の遠縁にあたる方から家系図のコピーに添えて埼玉県深谷市に住むご先祖の当主から聴き取り調査したDVDなどの資料が送られてきた。

わが家にも亡父がが書き写した同じ家系図があるが、これによると、わが家は第30代敏達(びたつ天皇が祖で、、歴代の中には、小野妹子、小野小町、小野篁など歴史上の人物が多く、現在の姓名を名乗ったのは足利時代の天正年間、上杉氏の将、矢井氏が深谷に出城を築いてからだ。敏達天皇から数えると僕は62代目である。

資料を頂戴した遠縁の方の曽祖父と僕の祖父とが戸籍上義理の兄弟であることあるが、明治の初期、徳川の幕臣だった祖父(1831-1899)が昔、住んでいた東京下谷の武家屋敷や隠居した谷中の家の場所まで,戸籍抄本で特定され、コピーして送って頂いた。 近じか、これらの資料を基に、一族の家系史を出版されるとのこと、期待したい、