CELEBRATION OF THE CASK / Ledaig(13/05/08-08/07/16) 700ml,59.3%

　「セレブレーション オブ ザ カスク

　　　レダイグ8年(2008年5月13日/2016年7月8日)」

　　開栓日：2016年12月5日　ワンショット価格：1,200円

　　モリソン＆マッカイ社が手掛けるシリーズで、どちらかと言うと

　　長熟で高額なものが多いイメージのレンジでしたが、今回は

　　ハイコスパなレダイグでした。

　　シェリーパンチョン樽熟成ということで、アタックかの香りから

　　重厚でスモーキー。一瞬のドライフルーツ系の甘みのあと、

　　爆発感のあるパワフルなスモーキーフレーヴァーが口の中で

　　弾けます。その印象はラガヴーリン16年をカスクストレングス

　　にしたようでした。この内容でこの価格なら納得の1本です。

KILKERRAN 12YEARS 700ml,46%

　「キルケラン12年」

　　開栓日：2016年12月5日　ワンショット価格：1,200円

　　2004年に創業したキャンベルタウンのグレンガイル蒸留所より、

　　ようやく年数表記のオフィシャルボトルがリリースされました！

　　今回はフロアモルティングの麦芽を100％使用し、樽の割合は

　　バーボン樽70％、シェリー樽30％とのことです。

　　基本的には甘じょっぱ系で、バニラやハーブを思わせるアタック

　　と、スプリングバンクを彷彿とさせるやや磯っぽく塩気を感じさせ

　　るフィニッシュがあります。

　　現状、可もなく不可もなくといった印象ですが、20年以上の長熟

　　に期待が高まる味わいでした。

　　

Glenfarclas12YEARS(2000's) 700ml,43%

　「グレンファークラス12年（2000年代前半流通）」

　　開栓日：2012年12月2日　ワンショット価格：1600円

　　

　　株式会社トーメン輸入の12年です。2000年代初頭の流通

　　と思われます。同時に入荷した10年はスクリューキャップ

　　でしたがこちらはコルクキャップです。

　　色調は10年よりも若干濃いめ。ドライレーズンやコニャックを

　　思わせる香りの中に、乾いたシリアルの香りが混ざっています。

　　飲んでみるとアタックからややオイリーで重ため。最初はクリー

　　ミーな甘さで、そこから柑橘系のドライフルーツ、最後には重厚

　　なシェリーへと変化していきます。

　　10年と比較してたった3％しか度数は高くありませんが、12年

　　の方がかなり強く感じられ、舌に残るアルコール感や余韻も

　　しっかりと残ります。非常に美味。

Glenfarclas10YEARS(2000's) 700ml,40%

 「グレンファークラス10年（2000年代前半流通）」

　　開栓日：2016年12月2日　ワンショット価格：1400円

 

　　2000年代初頭に流通していたと思われる10年です。トール瓶の

　　ファークラスはもはや懐かしいですね。

　　10年にしてはやや濃いめの色調です。

　　香りにはやや乾燥した草っぽさと麦、シェリーが感じられます。

　　アタックはソフトで水あめのように甘く、中盤から徐々にシェリー樽

　　由来のタンニン、舌にのる重たさが表れてきますが、ファークラス

　　の中では比較的ライトテイストと言えるでしょう。

WHITE HORSE Fine Old(Rot.1978) 760ml,43%

　「ホワイトホース・ファインオールド（1978年流通）」

　　開栓日：2016年12月2日　ワンショット価格：1,200円　

　　特級表記、760ml時代のホワイトホースです。ボトルだけでは

　　流通年代は分かりませんが、今回は外箱に特徴があり、漢字で

　　「 馬 」の文字と「The Year of the Horse」の表記があったの

　　で、恐らく1978年に流通していたのでしょう。（奇しくも店主の生まれ年！）

　　状態は非常に良かったです。

　　ピーチを思わせるフルーティーさと、オールド特有のカラメルの

　　ような甘く重たい香り。真ん中でラガヴーリンの存在を感じさせる

　　ややピーティなフレーバー。塩キャラメル。

　　ストレートで十分に楽しめ、価格も手頃な絶品オールドボトルです☆

 

 

TOMINTOUL GLENLIVET18year old(1967/1985) 750ml,40%

　「トミントール・グレンリヴェット18年(1967/1985)」

　　開栓日：2016年12月2日　ワンショット価格：3,000円

　　

　　トミントールの創業は1964年と比較的新しい蒸留所で、

　　これは創業間もない頃に蒸留されたオフィシャルボトルです。

　　当時はA.B.C.Ltd  というアイルランドの会社が所有していた

　　ようで、この樽もアイルランドの粘土質の熟成庫で寝かされて

いたみたいです。最近なかなかお目にかかれなくなった1960年代蒸留で、香りは熟れた白桃を思わせる

フルーティな味わいに、砂糖菓子のような甘いフレーバー。そしてフィニッシュでじわじわと湧き上がる麦芽

の風味。度数は軽めですが、古き良き時代を思い出させる貴重な1本です。

SPRINGBANK18YEARS 700ml,46%

　「スプリングバンク18年」

　　開栓日：2016年11月25日　ワンショット価格：1,800円

　　

　　オフィシャルの現行品です。

　　シェリー樽80％、バーボン樽20％。

　　香り、口当たりとも思っていたよりは軽めの印象ですが、

　　中盤からの磯、塩の風味は非常にスプリングバンクらしい。

　　シェリーこてこてのスプリングバンクを期待すると、少々もの

　　足りなく感じるかもしれませんが、バランスの取れた良質な

　　モルトだと思います。