今週は個人的に好きな生産者の泡を開けます！
なかなかグラスでは供されないと思いますので
是非この機会に！！
「エイコーンズ
・ナチュラル・モルト・セレクション
モートラック21年(JUN.1997-FEB.2019)」
700ml,55.6%
開栓日:2019年10月24日 1ショット:2,400円
どんぐりラベルでお馴染みのエイコーンさんオリ
ジナルのシリーズです。8月にラフロイグ、9月に
グレンエルギンを開けていて、今回はモートラッ
クなのですが、最近のどんぐりラベルはかなりク
オリティが高いなと感じています。
洋梨を思わせるような柔らかな酸を伴った甘い芳
香とビスケットやサブレの様な穀物の香り。
熟れた洋梨の甘みが優しく広がり、心地よいアル
コールの刺激が舌の上で踊ります。
季節的に寒くなってきたのでどうしても濃厚シェ
リー系に目が行きがちですが、こういうった癒し
系モルトも冬にまた良しですね！
「クラクストンズ
カリラ6年(05.01.2012-30.03.2018」
700ml、59.9％
開栓日:2019年10月3日 1ショット:1,200円
グレンマレイと同じタイミングで仕入れたヤング
カリラ。若すぎるので怖さもあったのですが、試
飲した時に思いの他良かったので取ったヤツ。樽
はホグスヘッドとのこと。
香りは甘さをまとった海風のようで60%近い割に
は穏やかに感じるが、これは開封してから時間が
経ったからなのか。口に含むとまずはキャンディ
の様な甘さが広がり、やや遅れて苦味、激しいキ
ャンプファイヤー、燻製が暴れ出し、アルコール
の強さも改めて認識させられる。
天使のような悪魔の笑顔とはこのことか…。
若い割には上手くまとまり、コスパも良い１本で
した。
「クラクストンズ
グレンマレイ9年(28.10.2008-30.08.2018)」
700ml,56.7%
開栓日:2019年10月3日 1ショット:1,200円
クラクストンズは2011年に設立された、イギリス
・ヨークシャーに本拠を置く家族経営のボトラー
です。
若いのでどうかと思ったのですが、試飲したとこ
ろ分かりやすく面白い個性だったので入れてみま
した。
樽はファーストフィルのバーボン樽。
若いわりにはやや濃いめの色調で、茶色がかった
ゴールド。香りはまさしくバーボンを思わせるよ
うな甘さに加えてフルーツシロップ、ビスケット。
開けたての時はもっと甘みの要素が強かった印象
ですが、一月ほど経過してフルーツ系の甘みがや
や薄れた感があります。
味わいは香り以上に甘みが強く、缶詰のシロップ
やアプリコットジャム。中盤からアルコールの強
さや、少々粉っぽい感じも出て来て、最後には口
の中にバニラ感が残ります。
もう数か月たった時に、どんな変化をしているか
も楽しみです。
今週はロゼ・シャンパーニュです。
「シャルリエ・エ・フィス
プレスティージュ・ロゼ」1グラス1,300円
現在ではほとんど行われていないセニエ方式で
造られるロゼ。パッと見た感じ、今まで開けて
きたロゼに比べると色調が濃い感じで、どんな
味わいなのか楽しみです！
「アデルフィ
・グレンギリー21年(1993-2014)」
700ml,59.0%
開栓日:2019年10月18日 1ショット:2,600円
５年前に瓶詰されたシェリー樽のグレンギリー。
スリーリバーズさんの輸入で、当時も話題にな
っていたボトルでした。運よくオークションで
入手し早速開けてみたのですが、やはりこれは
旨いですね！
色合いは黒に近いダークカラー。のっけから濃
厚なシェリーの香り。ダークチョコ。メープル
シロップ、麦芽。味わいはドライレーズン系の
甘みから始まり、徐々にタンニンを感じ始め、
甘さと混じり合いながらゴムの一歩手前でとど
まり長い余韻へと続く。
最近の中では非常に良い仕上がりだと思いまし
た。樽感が強すぎて、ギリーかどうかは正直な
ところ捉えづらいですが、良質なシェリーカス
クの長熟モルトだと思います。
今日は祝日なので1ショット1,820円です！！
本日は20時開店。
明日11月3日(日)はお休み。
11月4日(月)は18時開店で、
本日同様
シングルモルトウイスキー30%OFFです！
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