ある意味、「イギリスに来て一番」と言って良いほどの、心躍る体験でした。人生初の蒸気機関車。
イギリスには保存鉄道がいくつも残されており、いつかは自分も乗車体験してみたいと思っていたのですが、今日決行。ブルーベル鉄道(BLUEBELL RAILWAY)という、「イギリスの保存鉄道の中でも屈指の人気を誇る」(「地球の歩き方 イギリス」)鉄道にチャレンジ。ロンドンの南に50キロほど行ったEAST SUSSEX州のキングズコート駅とシェフィールドパーク駅間(距離は不明、多分15キロぐらいか?)を約30分で走ります。(4月~10月は毎日3~6便が運行)
まずは、ロンドン・ビクトリア駅から丁度一時間、普通の列車に乗ってEastGrinstead駅まで行きます。ここの周辺にはクマのプーさんの舞台となったプー・カントリーがあり、プーさんの棒落とし橋とか森があるのですが、今日は汽車に絞っているのでパス。連絡バス(意外と接続が悪く50分もバカ待ちしました)に乗って、15分程乗ったところで、始発駅のKINGSCOTE駅へ。
昔の雰囲気をそのまま残す駅舎です。観光客でごった返しているのかと思ったら、連絡バスには私の他に一人、駅にも数人いるだけで、意外と寂しい雰囲気。むしろ、駅務係の人、メンテナンスの人達がのんびりとおしゃべりしていました。それが、かえって、旅情をかきたてます。ホントにここはロンドンから1時間しか離れていないところなのだろうか?なんかタイムスリップした感覚になります。
(当時の面影残す駅舎)
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(駅舎内)
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(切符です。硬券!)
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(ホーム風景。休憩時間なのか?メンテのおじさん達が談笑)
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いよいよSheffield Park駅から発車した機関車が到着。本物です。蒸気をはいて、汽笛を鳴らして近づいてきました。それだけで、感動。昔、北海道で蒸気機関車が走るのを見たことがありますが、何年振りだろう。Sheffield Park駅からは結構のお客さんが乗っていて、ここで降りる人、折り返す人で、駅も急に賑わってきました。子供を連れた家族連れ、老夫婦が目立ちます。車掌さんがいましたが、これまた、50年前の人をそのまま連れて来たのではないかと思うような人でした。
(蒸気の音と水蒸気が凄い)
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(これは3等車の外観)
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(車掌さんの写真を撮らせて頂きました。すごい立派な髯。東郷平八郎かと思った)
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乗車。社内の内装も当時のままのようです。木目調の内装が、気持ちをホッとさせます。
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ビール瓶のラベルわかりますか?ブルーベル・ラベルです。
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そして発車。汽笛、ガタッ、ガタッという列車が走る音とリズム、先頭車両から流れてくる煙、ゆっくりとしたスピード、車窓の風景、社内の雰囲気、こうしたもの全てが絶妙に組み合わさって、自分を安心させ、気持ちを解放してくれます。残念ながら私の文章力ではとても表現できません。これは乗ってみないと分からないものだと思います。
(汽笛を鳴らし、蒸気をはいて汽車は走ります)
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(中間のHorsted Keynes駅にて)
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(車窓の風景)
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(白いのは羊です)
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33分乗ってSheffield Park駅へ到着。この周辺にもSheffield Parkという、春はつつじ、秋は紅葉で有名なNationalTrust管理の公園があるらしいのですが、天気も悪いのでパス。駅付属のパブで、ランチでゆっくり。
(パブの入り口。レトロなポスターも良い)
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(この駅舎もなかなか雰囲気があります)
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(復路で乗る列車が入線)
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(子供の体験企画があるようです。子供達の目が輝いてました)
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そして、1時間半後に再び乗って、KINGCOTE駅に戻りました。
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鉄道好きの人はもちろん、そうでない人も、これは絶対試してみる価値ありのアトラクションだと思います。昨年末にYorkを訪れた際に、世界最大の鉄道博物館を見学しましたが(→こちら)、これは、まさに活きた博物館です。最高の休日でした。
※ブルーベル鉄道のホームページはこちら
2010年5月16日
イギリスには保存鉄道がいくつも残されており、いつかは自分も乗車体験してみたいと思っていたのですが、今日決行。ブルーベル鉄道(BLUEBELL RAILWAY)という、「イギリスの保存鉄道の中でも屈指の人気を誇る」(「地球の歩き方 イギリス」)鉄道にチャレンジ。ロンドンの南に50キロほど行ったEAST SUSSEX州のキングズコート駅とシェフィールドパーク駅間(距離は不明、多分15キロぐらいか?)を約30分で走ります。(4月~10月は毎日3~6便が運行)
まずは、ロンドン・ビクトリア駅から丁度一時間、普通の列車に乗ってEastGrinstead駅まで行きます。ここの周辺にはクマのプーさんの舞台となったプー・カントリーがあり、プーさんの棒落とし橋とか森があるのですが、今日は汽車に絞っているのでパス。連絡バス(意外と接続が悪く50分もバカ待ちしました)に乗って、15分程乗ったところで、始発駅のKINGSCOTE駅へ。
昔の雰囲気をそのまま残す駅舎です。観光客でごった返しているのかと思ったら、連絡バスには私の他に一人、駅にも数人いるだけで、意外と寂しい雰囲気。むしろ、駅務係の人、メンテナンスの人達がのんびりとおしゃべりしていました。それが、かえって、旅情をかきたてます。ホントにここはロンドンから1時間しか離れていないところなのだろうか?なんかタイムスリップした感覚になります。
(当時の面影残す駅舎)
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(駅舎内)
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(切符です。硬券!)
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(ホーム風景。休憩時間なのか?メンテのおじさん達が談笑)
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いよいよSheffield Park駅から発車した機関車が到着。本物です。蒸気をはいて、汽笛を鳴らして近づいてきました。それだけで、感動。昔、北海道で蒸気機関車が走るのを見たことがありますが、何年振りだろう。Sheffield Park駅からは結構のお客さんが乗っていて、ここで降りる人、折り返す人で、駅も急に賑わってきました。子供を連れた家族連れ、老夫婦が目立ちます。車掌さんがいましたが、これまた、50年前の人をそのまま連れて来たのではないかと思うような人でした。
(蒸気の音と水蒸気が凄い)
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(これは3等車の外観)
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(車掌さんの写真を撮らせて頂きました。すごい立派な髯。東郷平八郎かと思った)
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乗車。社内の内装も当時のままのようです。木目調の内装が、気持ちをホッとさせます。
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ビール瓶のラベルわかりますか?ブルーベル・ラベルです。
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そして発車。汽笛、ガタッ、ガタッという列車が走る音とリズム、先頭車両から流れてくる煙、ゆっくりとしたスピード、車窓の風景、社内の雰囲気、こうしたもの全てが絶妙に組み合わさって、自分を安心させ、気持ちを解放してくれます。残念ながら私の文章力ではとても表現できません。これは乗ってみないと分からないものだと思います。
(汽笛を鳴らし、蒸気をはいて汽車は走ります)
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(中間のHorsted Keynes駅にて)
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(車窓の風景)
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(白いのは羊です)
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33分乗ってSheffield Park駅へ到着。この周辺にもSheffield Parkという、春はつつじ、秋は紅葉で有名なNationalTrust管理の公園があるらしいのですが、天気も悪いのでパス。駅付属のパブで、ランチでゆっくり。
(パブの入り口。レトロなポスターも良い)
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(この駅舎もなかなか雰囲気があります)
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(復路で乗る列車が入線)
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(子供の体験企画があるようです。子供達の目が輝いてました)
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そして、1時間半後に再び乗って、KINGCOTE駅に戻りました。
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鉄道好きの人はもちろん、そうでない人も、これは絶対試してみる価値ありのアトラクションだと思います。昨年末にYorkを訪れた際に、世界最大の鉄道博物館を見学しましたが(→こちら)、これは、まさに活きた博物館です。最高の休日でした。
※ブルーベル鉄道のホームページはこちら
2010年5月16日