※早いものでエジンバラマラソンから1週間が経ちます。足の筋肉痛からも完全開放。今日は一件、エジンバラでの書き残し記事をご紹介いたします。
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「しばしば、"暗号の大聖堂"と呼ばれるロスリン礼拝堂は、スコットランドのエジンバラより7マイル南の、かつてミトラ教の神殿があったところに建っている。1446年にテンプル騎士団が建造したこの礼拝堂には、ユダヤ教、キリスト教、古代エジプト、フリーメイソン、そして異教の伝承に基づく象徴が、気が遠くなるほど数多く刻みこまれている。
礼拝堂のある場所は、グラストンベリーを通る南北子午線の真上に相当する。この子午線-ローズ・ライン-はアーサー王のアヴェロン島の所在を示す目印であると伝承され、イギリスの神聖な地形の中心をなす柱とも言われている。ロスリンは元来"Roslin"と綴られ、この聖なるローズ・ライン(RoseLine)を名前の起源とする。」
(『ダ・ヴィンチ・コード』(ダン・ブラウン箸 越前敏弥訳)104章より引用)
今回のエジンバラ行きは観光目的ではなかったのですが、ここだけはどうしても前から行きくて、足を運びました。数年前に日本で読んだ『ダ・ヴィンチ・コード』は面白く一気に読んでしまったし、映画は、ラストシーンのロスリン礼拝堂を空からの撮影した画像が美しく、とても印象的だったからです。
「やっと、来れた」 そんな思いで、訪れた場所です。
エジンバラからローカルバスで40分。メインストリートもBed&Breakfastが2軒建っている以外は何もないところです。天気が良いので、さわやかな田舎に見えますが、冬の曇りの時に来たら、こんな寂しいところはないだろうなあと思うようなところです。
教会に入る小道の入り口には、教会を示す掲示板がありました。いよいよです。
30メートル程小道を進むと、教会の入り口に着きました。ただ、ちょっとがっかり。というのは、ガイドブックには書いてあったものの、教会の外観は長期にわたる修復中とのことで、足場が組んであり、外観はほとんどわからなかったからです。
足場がなければ、こんな感じの遺跡のような教会のはずなんですけど。(Following pictures from グーグル画像検索)
しかし、中に足を踏み入れたとたん、足がすくみました。中にはすごい霊気が漂っているような気がしたからです。私はいわゆる霊感とかとは全く無縁の人間なのですが、そんな私でも、何か強く感じるものがあるような気がしました
無数の彫り物が睨んでいます。堂内は写真撮影は禁止。今回はしっかり守りました。写真を撮ったら、なんか祟られそうな感じがしたからです。一つ一つの彫り物に何の記号が隠されているのだろうか?こんな田舎のに何を求めてた建てたのか?地下に降りると、外の暑さが嘘のように異様に寒いです。汗が一気に冷め、寒気がして来ます。
「館内のあらゆる表面に象徴が刻まれている-キリスト教の十字架、ユダヤの星、フリーメイソンの紋章、テンプル騎士団の正十字、豊饒の角、ピラミッド、占星術の星座、植物、野菜、五星、そして薔薇。テンプル騎士団は熟練した石工の集団でもあり、ヨーロッパじゅうに騎士団の教会を築いたがロスリン礼拝堂は愛と尊敬の最も崇高な所産とみなされた。彼らはすべての石に彫刻を施した。ロスリン礼拝堂はあらゆる信仰に、あらゆる伝統に、そしてとりわけ自然と女神に捧げられた聖堂なのでさる」
よく言えばパワースポットなのかも知れませんし、どこまでがホントでどこがフィクションなのか区別がつかない「ダ・ヴィンチコード」に乗せられているだけなのかもしりません。
いずれにせよ、小さな、どこにでもありそうな古い教会の中で、一つ一つの彫り物を見ながら、その記号の意味を想像するのは、空想力を掻き立たれる刺激的な体験でした。彫り物とあたかも対話をしているような錯覚に陥り、過去と現在の連続性をここでも(フィレンチェのサンマルコ寺院で5月頭に感じたばかりですが)感じました。
閉館時間が間近に迫る1時間あまりの間、その小さな教会で不思議な時間を過ごしました。
エジンバラにお出かけの方は是非、お立ち寄りください。
※公式ホームページはこちら→
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「しばしば、"暗号の大聖堂"と呼ばれるロスリン礼拝堂は、スコットランドのエジンバラより7マイル南の、かつてミトラ教の神殿があったところに建っている。1446年にテンプル騎士団が建造したこの礼拝堂には、ユダヤ教、キリスト教、古代エジプト、フリーメイソン、そして異教の伝承に基づく象徴が、気が遠くなるほど数多く刻みこまれている。
礼拝堂のある場所は、グラストンベリーを通る南北子午線の真上に相当する。この子午線-ローズ・ライン-はアーサー王のアヴェロン島の所在を示す目印であると伝承され、イギリスの神聖な地形の中心をなす柱とも言われている。ロスリンは元来"Roslin"と綴られ、この聖なるローズ・ライン(RoseLine)を名前の起源とする。」
(『ダ・ヴィンチ・コード』(ダン・ブラウン箸 越前敏弥訳)104章より引用)
今回のエジンバラ行きは観光目的ではなかったのですが、ここだけはどうしても前から行きくて、足を運びました。数年前に日本で読んだ『ダ・ヴィンチ・コード』は面白く一気に読んでしまったし、映画は、ラストシーンのロスリン礼拝堂を空からの撮影した画像が美しく、とても印象的だったからです。
「やっと、来れた」 そんな思いで、訪れた場所です。
エジンバラからローカルバスで40分。メインストリートもBed&Breakfastが2軒建っている以外は何もないところです。天気が良いので、さわやかな田舎に見えますが、冬の曇りの時に来たら、こんな寂しいところはないだろうなあと思うようなところです。
教会に入る小道の入り口には、教会を示す掲示板がありました。いよいよです。
30メートル程小道を進むと、教会の入り口に着きました。ただ、ちょっとがっかり。というのは、ガイドブックには書いてあったものの、教会の外観は長期にわたる修復中とのことで、足場が組んであり、外観はほとんどわからなかったからです。
足場がなければ、こんな感じの遺跡のような教会のはずなんですけど。(Following pictures from グーグル画像検索)
しかし、中に足を踏み入れたとたん、足がすくみました。中にはすごい霊気が漂っているような気がしたからです。私はいわゆる霊感とかとは全く無縁の人間なのですが、そんな私でも、何か強く感じるものがあるような気がしました
無数の彫り物が睨んでいます。堂内は写真撮影は禁止。今回はしっかり守りました。写真を撮ったら、なんか祟られそうな感じがしたからです。一つ一つの彫り物に何の記号が隠されているのだろうか?こんな田舎のに何を求めてた建てたのか?地下に降りると、外の暑さが嘘のように異様に寒いです。汗が一気に冷め、寒気がして来ます。
「館内のあらゆる表面に象徴が刻まれている-キリスト教の十字架、ユダヤの星、フリーメイソンの紋章、テンプル騎士団の正十字、豊饒の角、ピラミッド、占星術の星座、植物、野菜、五星、そして薔薇。テンプル騎士団は熟練した石工の集団でもあり、ヨーロッパじゅうに騎士団の教会を築いたがロスリン礼拝堂は愛と尊敬の最も崇高な所産とみなされた。彼らはすべての石に彫刻を施した。ロスリン礼拝堂はあらゆる信仰に、あらゆる伝統に、そしてとりわけ自然と女神に捧げられた聖堂なのでさる」
よく言えばパワースポットなのかも知れませんし、どこまでがホントでどこがフィクションなのか区別がつかない「ダ・ヴィンチコード」に乗せられているだけなのかもしりません。
いずれにせよ、小さな、どこにでもありそうな古い教会の中で、一つ一つの彫り物を見ながら、その記号の意味を想像するのは、空想力を掻き立たれる刺激的な体験でした。彫り物とあたかも対話をしているような錯覚に陥り、過去と現在の連続性をここでも(フィレンチェのサンマルコ寺院で5月頭に感じたばかりですが)感じました。
閉館時間が間近に迫る1時間あまりの間、その小さな教会で不思議な時間を過ごしました。
エジンバラにお出かけの方は是非、お立ち寄りください。
※公式ホームページはこちら→