先日購入したRHM8B、FT-817に取り付けて屋外で運用してみました。
場所はいつもの城山湖。テーブルの上に817を立てて、ショルダーベルトをアタッシュケースに挟んで倒れないようにしてからアンテナを取り付けました。
さらにアースを強化すべく、MP-1の付属のカンターポイズの端子をFT-817で踏んづけて接続します。
まずはいきなり7MHz。
カウンターポイズの無い状態で、リグに触れていない時のSWR最下点は、コイルを一番伸ばした時。リグに少しでも触れるとコイルをもっと縮めないといけません。さらにカンターポイズを接続するともう少し縮めた位置でSWRが落ちました。
同調点を探す時にコイルを上下させるのですが、明らかに受信音の大きさが変化するので、アンテナの同調とはなんぞやが体感できる楽しいアンテナです。
受信音最大がSWR最下点と一致するので調整位置は容易に見つかります。
7MHzでは空いている拡張バンドでCQを出しました。長いことやりましたが空振り続き。近くの周波数でCQが始まったり交信が始まったりと、やはり5Wと小さなアンテナでは苦戦します。飛んでないのかな、と思いつつしばらく続けていると0エリア長野県松本市の局長さんからお声がけがありました。
ヤッターヽ(゜∀゜)ノ
こちらからは59 先方からは 57 シグナルはやはり弱めで53~56辺りをウロウロすることが多いとのこと。
それでもこちらの5W+1.78mのアンテナであることに驚かれていました。先方はフルサイズDPでした。
29MHzFMではあまりSWRが落ちなかったので、アースを外してみたらSWRが落ちるところが見つかったり、リグを触れるとまたSWRが上がったりと敏感です。メインでCQが出たので呼んでみました。交信しながらチェックしてもらうと、アースを外してSWRが落ちた時は信号も強く振って、変調もよく乗るようになったとのこと。さらにリグごと抱えて場所替え。金属製の手すりの上に運んで、リグを手すりと導通するようにがっちり乗せて、SWR最下点を探ると、ほぼ完全に落ちるポイントが見つかりました。信号も非常に強くなり電波の飛びも良くなったようです。
やはりアースは肝心ですね。
さらに2エリアの峠の移動局さんを呼んで呼んで呼んで呼んで呼んで、やっと取ってもらって交信成立。やりました~。
混信がない限りはちゃんと届くようです。
アンテナとしては受信した感じも良好で、同サイズのモノバンドモービルホイップに劣らないと思われます。但し、アースなしでは聞いていても劣る感じはあるので、しっかりとしたアース、カンターポイズの併用が必要でしょう。
というわけで、7MHzSSB、5Wで交信できたことで、実用性は実証できたかな、と思います。