アマチュア無線局 JO1KVS

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三倍高調波を乗せる技と短縮コイルの効き

2016年04月14日 12時40分54秒 | アマチュア無線
アンテナのエレメントに入れるコイル、エレメントを短く出来ることからでしょうか短縮コイルと呼ばれたり、又は電気長を稼ぐことからでしょうか全く逆の延長コイル、とも呼ばれています。
何れにしても使われ方は同じです。

コイルをどこに入れるかで飛びの違いがあるのはご承知の通りですが、短縮効果の効きも変わります。

同じコイルをどこに入れるかで結果的に同調周波数が変化します。

1/4波長のアンテナの場合、先端に近いほどたくさん巻かないと効果が低く、ベースに近いほど効果が高まります。

なぜかはわからないけど。

話しは替わって7MHzのダイポールに21MHzを乗せる技で使ったコイル、結果的に見るとローバンド側にはあまり効かず、ハイバンド側にはよく効いた、だからバランスが取れた訳ですが。
それぞれの波長からどの位置にコイルが入っているか考えてみると、7MHzから見ると先端寄りに小さなコイル。21MHzから見ると、先端からほぼ1/4の位置、つまりコイルの効きがいい場所に大きなコイルが入っている感じです。

三倍高調波を上手く乗せたければ、コイルの効きの違いの大きいところに適度に入れることで、同調周波数を合わせていけばいいのだと思います。

つまりハイバンドの同調周波数を下げたいときは先端から1/4波長の辺りに、上げたいときは全電部から1/4波長先の部分にコイルを入れる。(全長は適宜調整。)

これで3倍高調波の同調点を動かせるのではないでしょうか。

と、言うのは、ローカル局が18MHzの逆Vに50MHzを乗せることに成功したからです。

同じように3.5MHzに10MHzを乗せる。10MHzに28MHzを乗せる。出来そうですね。

ハイバンド側は利得もあるので美味しいアンテナです。
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