あの大雪の日、国際宇宙ステーションと岐阜県の中学校とのアマチュア無線での交信イベントが行われました。
ARISSスクールコンタクト と言います。
生徒さんの質問に宇宙飛行士が答える、という感じの交信です。
国際宇宙ステーションは、低軌道の人工衛星ですからものすごいスピードで上空を通過してしまいます。
このイベントも10分程度で終わってしまいます。
でも、電波はとっても強力。ハンディ機を持って外に出れば十分聞こえちゃいます。
大雪の日、ベランダのモービルホイップで楽しみました。
リグはID-51の3世代目のやつ。
もちろん、このリグの得意技である録音機能をオンにして受信しました~。
受信しているところをスマホの動画でも撮影しました。
先日国際宇宙ステーションに乗り込まれた日本人の宇宙飛行士、金井宣茂さんは、アマチュア無線の免許は持っていないという情報で、オペレートしない、という話でした。
と、ところが!! スペシャルゲストという形で出てきたんですよ~~。これには岐阜県の中学生もびっくりしたのではないでしょうか。
英語の宇宙飛行士さんと交互に、同じ内容を話していた(ようです(笑))ので、通訳みたいな位置づけでしょうか。
国際宇宙ステーションのコールサインは日本のコールサインでも無いし、特別な局なのでそのようなこともOKなのでしょう。
いずれにしても嬉しいサプライズでした。
そして、木曜日の夕方、ほぼ真上を国際宇宙ステーション通過するのでその時間に夜空を見上げると、来ました来ました!明るく輝く飛行物体が。真上を通過してしばらくするとす~っと暗くなって見えなくなりました。地球の影に入ったようです。暗くなる時はオレンジ色っぽかったので、夕日を浴びていたんだろうな~と思いました。
大阪が18時28分、東京が18時29分、仙台が18時30分、実に速い。新幹線と比べてみてください。
次の見頃は、ここで知ることが出来ますし、アマチュア衛星の位置、到達時間、角度、無線機の周波数、アンテナ制御などの機能満載のソフト、アプリでも簡単にわかります。何日かに一度はとても明るく見れる日がありますので、是非見てみてください。
衛星からの電波は特に低軌道の衛星はものすごい速度で飛んでいるので近づくときは周波数が高く聞こえ、通過すると一気に低く聞こえます。救急車のサイレンと同じ。あれは音声ですが、電波でもドップラー効果があるんです。国際宇宙ステーションの速度がとっても速いから。ライフル銃の弾丸より速い。だから本当なら周波数も変えながら受信するといいのですが、FMならだいたいで聞こえちゃうので変えなくても大丈夫です。
ちなみに144MHzと430MHzではドップラー効果も約3倍になります。144MHzで1KHzずれたら430MHzでは約3KHzずれます。国際宇宙ステーションのダウンリンクは144MHzなので430MHzほど周波数を追わなくても聞こえます。
次のARISSスクールコンタクトはいつかなぁ。楽しみです。