ハムフェアでゲットした移動運用用バッテリーです。
ショルダータイプのバッテリーで、薄い箱型。
ミリタリー調に作られていますが、ミリタリー仕様ではありません。
中身はハイブリッドカーや電気自動車用のリチウムイオン充電池だそうです。
見た感じヘビーデューティーですね。
韓国の製品です。
製造元のサイトを検索すると韓国語のページが出てきますが、内容はよくわかりません。
ハムフェアで尋ねたところ、これはもう製造してないらしく、在庫限りのようでした。
ちなみにお値段は48,000円でした。
気になる重さは約3kgです。山岳にはちょっときつい?。
容量倍のすごいのも置いてありました。6万円台だったと記憶しています。
電圧は通常13V台(満充電時で13V後半、使っていくと徐々に下がり、12V台になる)。
最大電流は10Aとなっていて、ヒューズもついているけれど、実際15A流してもヒューズは飛びませんでした。一応10Aぎりぎりで抑えて使いましょう。
容量は20Ah。これは凄いです。エネループ100本以上ですね。
ここ数日、家に居る間(就寝時は除く)はFT-100Mをつないで電源を入れっぱなしにして、どの程度持つのか実験してました。
FT-100Mは受信時に1A程度食います。送信時は出力を抑えて10Aに制限し、ダミーロードで時折送信。ほとんど受信のみでしたが毎日数時間、
4日間は使えました。最後は9.6Vでバッテリーのアラームが鳴り電源を切って終了。(放電しすぎたかな)
下限まで使い切った状態から7時間充電していますが、バッテリーの表示は13.3Vになっています。まだまだ充電できそう。14.5Vに達するとアラームが鳴って充電終了になります。前回の充電時はこのアラームが鳴って充電を止めたのですが、充電完了後改めて電圧の表示を見ると13.6Vで安定してました。
充電時間の説明が無いのですが充電器の定格が4A台なので10時間くらいで終わるかなと期待しています。(後半はバッテリーと充電器の電圧差が少なくなり徐々に充電電流が下がり、時間がかかるのかも知れません)
ローカル局もこのバッテリーを買ったのですが、その方のは満充電後は14V以上をしばらくキープ。14Vを下回るまではアラームが鳴り続ける仕組みになっていて、ずっとうるさいのだそうです。元気なのかばらつきなのか・・・。
2~3時間使うと0.1~0,2Vくらい下がります。リチウム系のバッテリーは使った分に比例して直線的に電圧が下がる(つまり反比例)ので、正しく機能していることになります。(ニッケル水素やニッカドは最初と最後だけ下がって、中間は粘るんですよね。だから残容量が把握しにくい。)
ちなみにこのバッテリーからはノイズは出ません。ノートPC向けの多電圧対応バッテリーはノイズがひどくて使えないことも多いのですが、ここも大きなポイントです。
さてこのバッテリー、どう使うか。
容量の20Ahはかなりのもので、車のバッテリー並。しかも深放電もOK。最強のポータブルバッテリーと言ってもいいかも知れません。
FT-817単体で使うのであれば24時間コンテストもこれ一台でいけそうな感じです。FT-100Mでも普通の移動運用で十分持ちそうです。
ただし最大電流10A制限がつらいところ。FT-817に50Wリニアをつなげば、10Aで収まることでしょう。受信時も消費電力が格段に低く抑えられるので移動運用ではこの組み合わせは有利。でもあのリニア、高いんですよね。
一方先日から導入しているリチウムポリマー。こいつは電流制限がほぼ無いと言っていい100Aだってどうぞという凄い奴なのです(ショートは禁物)。11.1V5Ahで安いもので3千円台の前半からあります。これを4つ買って20Ah相当(並列につなぐのは少々危険あり)で、充電器も買っても2万円程度。重さも4つ合わせて2kg前半と軽い。リチウムポリマーはかなりお買い得です。
リチウムポリマーは大変魅力的ですね。けれど何度も言っていますが取り扱い注意なので、正しい知識と正しい使い方で。
今後、電動アシスト自転車や、電気自動車、ハイブリッドカーの技術が進み、バッテリーも次々と良くなっていくでしょう。楽しみですね。