ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

個性

2013年04月15日 | オススメです
恥ずかしがり屋は、悪いことだと思っていました。
恥ずかしがることは、悪いことでなく、魅力。
そう思えたら、自分の個性を活かせるようになる。
カウンセリングでは、それを目指します。

人には、それぞれ能力に、デコボコがあり、個性があり、
その自分の個性をネガティヴに捉えてしまうことがあります。
それは、生まれつきネガティヴだったわけでなく
育った環境で、否定されたと感じたから、そう思ってしまうのです。

人は、その部分を隠そうとし、
悪いことだと思ってしまう。

私は、幼児期に母の知り合いにバッタリ出会った時、
積極的に挨拶ができず、もじもじする性格でした。
すると、母が
「けいこは、恥ずかしがり屋で、すいません」
と、謝っているのを見て、こんな自分は、ダメだと思っていました。

だから、恥ずかしがり屋がコンプレックスになり、
人前で上手く話せるようになりたいと思っていました。

カウンセリングをするようになって、自分を分析してみると、
コンプレックスだったから、アナウンサーになったのだと、思いました。

誕生日にレストランで、ハッピーバースデーの歌を皆に歌ってもらった時に顔が赤くなり
「かわいい」
なんて言われて、恥ずかしい思いをしたことが、最近でもあります。
それを自分の魅力だと思えるようになるのが、カウンセリングの目標です。

私は、自分がダメだとは、だいぶ思わなくなりましたが、
正直、まだ魅力とまでは思えないです。

しかし、実際、ADHD注意欠陥多動性障害や、自閉症、アスペルガーの方々と接していて、
社会適応しにくい部分を適応的に支援はして行きつつも
彼らの真っ直ぐな部分や既成概念に捉われない部分、新奇なアイディア、目の輝き、好きなことに対するエネルギーなど、
本当に魅力だと感じます。



映画「舟を編む」観てきました。
真面目な主人公は、アスペルガーっぽくて、
軟派な同僚と共に、
個性があるから、そこが魅力だなあと思いました。

2012年本屋大賞 1位
2012年年間ベストセラー1位
「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞を受賞した作家の三浦しをんさんの小説の映画化です。
地道で根気のいる辞書編纂…ともすると地味に見える世界を描きながら、
真面目な主人公の熱い情熱や
恋、人が嫌がる作業をコツコツ進める長所が
他の登場人物の良さと共に
ユーモアたっぷりに描かれています。

実は、日本の映画館だから、遠慮したけど、
本当はもっと大声で笑いたかったな。

この映画でも、ユニークさは、魅力だと思えて、
人とのコミニュケーションにコンプレックスがある方に、オススメです。
名優 加藤剛さん、渡辺美佐子さん、
そして、もともとのキャラは、全然違うであろう松田龍平さん、なかなかの演技でした。
コメント (2)
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