ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

十分な根拠もなしに他人を悪く考える

2018年05月01日 | こころ
偏見について、アメリカの心理学者のゴードン・オールポートは、

「十分な根拠もなしに他人を悪く考えること」

と定義しました。

ここで言う偏見は、否定的偏見のことです。

肯定的偏見もありますので、念のため。


オールポートは、偏見対象に対する否定的行動を 段階によって

①誹謗

②差別(回避)

③隔離

④身体的攻撃

⑤絶滅

としました。


ああ、偏見って、無くなるといいですね。

しかしながら、私たちの中に何がしかの偏見があるのも確かです。

男の人に、女の人に、外国人に…


偏見があるかどうか、分かりやすいのは、そのグループをまとめて悪く言う時は、だいたい偏見があると言われています。

「あの人たちは…」

「最近の若者は…」

「男って…」

「女って…」

そのグループの中には、そうでない人がいるからです。


偏見は、どうして生まれるのでしょうか?

宗教間、人種間、国と国の間、地域と地域の間、グループとグループの間、人と人の間…

よく知らないからこそ、生まれる偏見。

「怖い」からかもしれません。

脅威に感じて、誹謗・中傷する、差別する、回避する

あるいは、相手を支配して、思い通りにしたいのかもしれません。

「愛情」が欲しいとは、気づかずに
人より「優位に立つこと」で、似非のプライドを身につけた気分になるのかもしれません。

そうなると、身体的攻撃にまで発展するのかも。


私は、偏見のない世の中を願って、心理を学び続けます。写真は、飛行機から臨む富士山。

今日は、研修に東京まで来ました。
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