木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

五稜箸制作

2009-12-10 20:59:14 | 木工
在庫がなくなった五稜箸の制作にかかりました。
この五稜箸、作る度に新たな課題が見えてきて、未だに発展途上です。
今回の課題は・・・

一膳の杢を合わせることと、太さの再調整
5~6年前に購入した楓の框材に縮みの良い杢があることがわかり、今後これを使って五稜箸を作ることにしました。

安定して材が使えるので、これを機会に一膳の杢を合わせてみることにしました。


木取りの段階からペアーに組んで作業を進め、太さも揃えて削らなければなりません。


漆を塗るまでは、紙で巻いて2本ずつセットにして作業を進めましたが、漆を塗る段階になるとそれができません。
長短を互い違いに並べて何とかペアーを保とうと思いますが、ひっくり返してしまったらどうしよう・・・。

元の太さはほぼ決まってきましたが、先は、ものがつかみやすく傷みにくい形状をもう少し模索していこうと思います。

コメント (2)
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