☆ビルマの竪琴(1985年 日本 133分)
原題/The Burmese Harp
原作/竹山道雄『ビルマの竪琴』
監督/市川崑 脚本/和田夏十 撮影/小林節雄 美術/阿久根厳
音楽/山本直純 音楽補佐/山本純ノ介 竪琴/山畑松枝
合唱/東京混声合唱団 明治大学グリークラブ 明治大学混声合唱団
演奏/東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
出演/中井貴一 石坂浩二 北林谷栄 渡辺篤史 常田富士男 菅原文太 浜村純
☆追悼市川崑その23
ぼくはずいぶんかたくなで、ビルマという呼称をやめる気はない。
これから先も、日本国政府がミャンマーと呼んでいる国を、アウンサン・スーチー女史が「Burma」と呼んでいる以上、ぼくも、それにならうつもりだ。
さて。
先月つまり2008年12月17日に、水島上等兵のモデルとされる僧侶の中村一雄さんが亡くなった。老衰で、群馬県川場村の病院で死去されたそうだ。中村さんは、20名の部隊で捕虜収容所を回って合唱をし、それが小説にされた際のモデルだそうなんだけど、原作者の竹山道雄はビルマに行ったこともなくすべて想像だといっていたらしい。
おそらくは中村さんのことをどこかで耳にしたことが記憶に残っていたんだろうけど、そもそもこの小説は児童文学で、ぼくにしてはめずらしく自分で購入して読んだ本で、なんとも時代を感じさせる中身だった。
ただ、いつだったか、ぼくは、こんなことを聞いた。五筆了以知とかいう陸軍の兵隊さんがいて、かれはオーケストラの指揮ができたものだから、ビルマ戦線に派遣されていた頃、現地で日本兵のオーケストラを作り、その楽隊の指揮者を務めて、各戦線を転進していったんだと。この五筆さんって人にはかなり興味があるんだけど、まるでわからない。
誰か、知ってる人とかいないかな~。