◇ラヴィ・ド・ボエーム(1997年 フィンランド、スウェーデン、フランス、イタリア 100分)
原題 La Vie de bohème
製作・監督・脚本 アキ・カウリスマキ
出演 アンドレ・ウィルム、マッティ・ペロンパー、ジャン=ピエール・レオ、ルイ・マル
◇パリのマルセル
マルセルことアンドレ・ウィルムのパリにおけるボヘミアン時代の最後は、友達の画家マッティ・ペロンパーの彼女イヴリヌ・ディディの病院での不幸な別れとなるんだけど、そのとき、トシタケ・シノハラのビブラードの効いた『雪の降る町を』が流れる。ラストのこの部分は、やけに印象に残る。まるでモノクロ全盛期のような不思議さなんだけど、これが演出力っていうものなんだろうか?