◇アーニャは、きっと来る(Waiting for Anya)
脚本がよくないな。音楽はいいし、主人公の羊飼いの少年を演じたノア・シュナップはじめ役者もいいし、ロケーションもいいのに、脚本と演出が良くない。もっとおもしろくなるのにね、残念だ。
よくないところは多々あるけど、レア役の女の子がまるで演技になってないところもそうだし、なんといっても、最後の最後まで出てこないアーニャのことはすっかり忘れ去られて、まるで関係ない子供たちの脱走劇
てゆーか、この子供たちはいったい誰の手でこの山間の村まで連れてこられたんだよ。アンジェリカ・ニューストンは単に山の中に隠遁してる風変わりな婆さんってだけだし、これに惚れてるジョン・レノもそんなユダヤ人を脱出させる組織とかと連絡とってるわけでもないし、謎だ。