◇母との約束、250通の手紙(La Promesse de l'aube)
どはずれたエキセントリック母ちゃんの物語だったわ。
喜劇なのか、悲劇なのか、作家ロマン・ガリの自叙伝が元だからなんともいえないんだけど、どうにも中途半端な感じは拭えないんだけど、どうなんだろう?
ただまあ、世の中の作家なんてもんはみんなこんなもんなんだろうがっていう印象は強いね。ひとつ当たれば故郷に錦を飾ったつもりになるし、自分のちからが無いために新聞に掲載してもらえないとはとても家族にはいえず、編集者がまちがってるだの、筆名を変えているんだの、とにかく自己愛と矜持がものすごい。ロマン・ガリはそれで成功したからいいけどさ。