◇メカニック ワールドミッション
予想を超えておもしろかった。ジェイソン・ステイサム、すげ。
とおもってたら、なんとまあ、これってステイサム版『メカニック』の続編だったんだね。まったく頭の端にすら浮かんでこなかった。まいったな。でも、話の筋立てが繋がってるとはおもえないし、結局のところ、ジェイソンが元殺し屋っていう、なんだかどれをとってもおなじようなステイサム世界の一作としかおもってなかった。
とくに前作はドナルド・サザーランドがメインの脇役だったのに対して、今回はトミー・リー・ジョーンズに加えてミシェル・ヨーとジェシカ・アルバで、あきらかにグレードアップしてるし、脳内で繋がらなかったのは無理もないわね。結局、こういう「殺しの腕前は一級品なのに、そういう暮らしが嫌で引退しちゃってる主人公が殺しをさせられ、それを逆手に取って悪い奴らに挑みかかるための理由」ってやつを考えなくちゃいけないわけで、その引き金にいちばんいいのは恋愛感情を持ちそうな相手に殺されかけるんだけど、彼女は実は悪くはなかったっていう設定で、ジェシカ・アルバには似合ってたな。