Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし341. 梅雨時の晴れ間

2010年06月16日 | Kyoto city
 名古屋も、昨日の激しい雨模様から、今朝は一転して青空がのぞいていた。梅雨時の晴れ間は、大気中の埃などが雨で取り払われて、信州の高原にでもいるように遠くまで見通せ、普段はあまり見ることのない山々も街から見えた。こうした透明感ある気候は、少し心も弾むような気分になるが昼間は蒸し暑かった。
 夜京都にもどると、やはり湿度が高く蒸し暑くなってきたようだ。いよいよあの盆地特有の夏がやってくるのかと思われた。
 それにしても梅雨時の晴れ間における明るい光に溢れる透明感ある街の風景は、魅力的である。夏ほど暑くはないので、朝の散歩が心地よい。こうした朝の清々しさは、容易にデジタルカメラで写しとれるものではない。人間の眼は意識も加わるから、デジタルカメラの即物的な写り方とは違うのだろう。
 やはり自分の眼で物事を観察したたり、感動することのほうが大切なようだ。今日は、デジタル機材に依存した物事の見方も、少しは改めたいと思われた。そんなことを思わせてくれる梅雨時の晴れ間であった。
 
京都市・京都府立植物園,2010年6月14日撮影.
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss Distagon f2.8/25mm,ZF.
シャッター:1/125,絞りf4.ISO800,カラーモードF2.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする