Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE1163. 品格

2015年05月01日 | Okinawa

 今回の沖縄でこれは是非見たかった建築である。内井昭蔵の浦添市美術館だ。どうやら建築青年が先に来ていたようだ。

 内井昭蔵の作品は、現代建築の中では大変品格がある。それは画像でみているときよりも、実物を目の前にしたときにより一層強く感じることができる。そういう建築は、現代建築のなかでは大変希有だ。前にも書いたが、内井昭蔵はロシア正教の信者であり、父上も教会の建築家だったので、この微かに漂うロシア的臭いはDNAなのだろう。

 私も、こういう品格あるデザインをしたいと思うが、残念ながらそのDNAが欠落している。だから、まねてみたところで中途半端になるのはわかりきっているので、建築のデザインはやめておこうと思っている。文化は、そう簡単に真似できるものではない。

 さて休日出勤で昼間は大学との往復だった。京都駅や新幹線の人の多いこと。 帰りはのぞみ号で立って帰って来た。 この暑い京都に来て何がおもろいのだろうか。

 

沖縄県・浦添市

OLYMPUS E-M5,M.ZUIKO DG17mm/F1.8

ISO200,露出補正-1/3,f/8.1.1/250

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PEN LIFE1162. 梅雨入り

2015年05月01日 | Okinawa

 これはミースファンデルローエの頃の20世紀アメリカのデザインだよな、じゃなくて高松伸氏設計による国立おきなわ劇場なんだな。れっきとした現代建築。沖縄では、ダイビングの合間にちゃんと勉強もしている。このプレキャストコンクリートの列柱はまさに壁なのだな。後ろの柱にひっかけているのだろう。力強さを感じさせてくれる。それにしても曲線同士を組み合わせる施工は難儀そうだな。
 沖縄は現代建築が多いのである。そういう点で、まわりがいがある。国立おきなわ劇場から国道に出てバスでソルヴィエータホテルまでは、ほどない時間でついてしまった。案外近かったのだ。
 この頃の沖縄の風景には、すこしばかりじっとり暑い気配が漂っていた。人づてに聞くと昨日沖縄は梅雨入りしたらしい。

沖縄県・浦添市
OLYMPUS E-M5,M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO200,露出補正-1/3,f/8.1.1/400

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