今回の沖縄でこれは是非見たかった建築である。内井昭蔵の浦添市美術館だ。どうやら建築青年が先に来ていたようだ。
内井昭蔵の作品は、現代建築の中では大変品格がある。それは画像でみているときよりも、実物を目の前にしたときにより一層強く感じることができる。そういう建築は、現代建築のなかでは大変希有だ。前にも書いたが、内井昭蔵はロシア正教の信者であり、父上も教会の建築家だったので、この微かに漂うロシア的臭いはDNAなのだろう。
私も、こういう品格あるデザインをしたいと思うが、残念ながらそのDNAが欠落している。だから、まねてみたところで中途半端になるのはわかりきっているので、建築のデザインはやめておこうと思っている。文化は、そう簡単に真似できるものではない。
さて休日出勤で昼間は大学との往復だった。京都駅や新幹線の人の多いこと。 帰りはのぞみ号で立って帰って来た。 この暑い京都に来て何がおもろいのだろうか。
沖縄県・浦添市
OLYMPUS E-M5,M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO200,露出補正-1/3,f/8.1.1/250