Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編240. 最近のクリエイションツール

2015年11月06日 | Photographic Equipment
 最近のクリエイションツールである。いつものイエローノートに加え、ウィンザーニュートンの透明水産絵の具とスケッチブックが新たに加わった。学生時代以来の水彩画を再開しようというわけだ。ホルベインからニュートンに変わったあたりがささやかな進化か。
 それにオリンパスE-PL1だ、すでに今のこの機種は、E-PL7までモデルチェンジしているのに、初期のモデルというわけだ。機能が少なめで操作がしやすいというのが使い続けている理由だ。シャッターは1/2000までしかないが十分だし、PEN E-P5のようにストロボが頻繁に飛び出すこともなく、つくりはしっかりしている。
 レンズは、LEITZ WEZLARの名鏡玉8枚玉SUMMICRON35mm/F2である。LEITZ M3時代のレンズであり、今では入手しにくいのではなかろうか。先日これを見た新幹線の反対側の席にいたオッサンがオオッ!、とうめき声をあげてこけたったけ。
 このレンズの写りは大変軟調である。通例デジタルカメラは硬調が多いが、こちらのモノクローム画像はグレートーンが広がっていて大変柔らかい描写をする。今のデジタルカメラではまず表現できない描写だ。曇り空や霞のかかった車窓風景は、ズミクロンの得意なところ。当然逆光には大変弱いという往事のライツレンズの特徴を持っている。だがそのことは光が表現され物が立体的にうつる。いつもパンフォーカスを利用して撮影しているので、マニュアルレンズといえどもAFレンズより動作は速い。
 最近、これらのクリエイションツールを持参している。時間があるときはダイビング時の画像をiPhoneやAir Macで見ながら、沖縄の魚のスケッチをしている。デジタル派からは古い事がお好きなようですねと、からかわれそうだ。

Nikon Df、AF Micro Nikkor 60mm/F2.8
ISO1100,露出補正+1.7,f8,1/60
コメント
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