Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak65. ニコンサービスセンター

2016年11月06日 | diving
 イスタンブールのアタチュルク国際空港で購入したニコンAW130の黄色いボディカバー部分が少し浮いている。名古屋のニコンサービスセンターに持ち込んだ。ヨーロッパ仕様の保証書を見せつつ、「一寸まってください。この保証書が使えるか確認してきます。」といって奥へはいってしまった。奥で修理の専門家があれこれとお姉ちゃん達に指示をしているんだな。高価なレンズだとオッサンがしゃしゃり出てくる。名古屋のニコンは体質古くさそう。
 だから最初からやな予感。それにしても世界中でカメラを売っているのにどうして日本ではこの保証書が使えないのだ!!
「ぶつけた跡があるので有償修理です。このまま水につけない方がよいと思います」
どうしてだい、防水のシーリングとは違うではないですか。これで潜ったけど。実際あまり防水とは関係がなさそうな箇所なんだけど。
「水につけない方が良いです!!」
 納得できる説明が全然ない。有償か、最近ではキャノンも有償修理だったな。電子部品がおかしいとか、そういう理由でないと保証書は効かないようだ。まあ有償でええか。いつ治ります?
「イエローボディは18日に日本で発売しますが、まだ部品がないとおもいます。」
 おいおいボディカバーを交換してくれと言っているのではない。そんなのレッドだろうがイエローだろうが関係ないでしょう。勝手な理屈を立てて引き回してくれる実に納得できない説明だ。私はダイビングで使えるかどうかの判断を聞きたかっただけなのだけど。
 そのとき思い出した。赤いボディのAW130も塗料がはげるほどの傷が付いている。だがカバーが浮くことはなくちゃんと使えている。つまり物証を示せばよいのか。そうだ某所のニコンに物証持参で行こう。ならば修理取り止めますでお終い。どうせ大した故障というほどではないのだし、ならば「大丈夫です!」とそういってくれればよいのに。
 だが後味の悪さだけが残った。先ず納得行く説明がなされていない。何故水につけてはいけないのか、水につけても大丈夫なのか、そのへんの判断が欲しかっただけなのに一律に修理扱いではかなわない。ダメなら構造を図解メモをして説明して欲しいのだけど紋切り型の説明しかなされない。そのあたりはフレンドリーなキャノンとは違ってニコンは随分お役所的だ。ちゅうかお姉ちゃん達は、この機材をよく知らないんだ。いちいち奥に入ってまたでて来ることの繰り返し。ありゃ派遣社員風だな。機材のメカもわからない派遣社員風に修理は頼みたくない。
 どうも最近のサービスセンターは、メカのわからない人達ばかりの受付係。そのあたりは常にメカニックが対応してくれるトヨタのディーラーとは随分水準が違う。昔は耐久消費財だった撮影機材も、いまは洗濯機並みに家電、つまり消耗品なのだろうか。あっ!、つまり機材によって消耗品と耐久消費財とが区別されているのではとかんぐってしまう。ニコンD5は耐久消費財だが、それ以外はすべて消耗品といった具合に。
 そんなニコンサービスセンターの後味の悪さがあって持ち歩いていたニコンDfは大学のロッカーに戻してしまった。やはりうちキャノンでいいですわ。でっ、EOS1Dsで週末の街歩きか。
 昔キャノンのサービスセンターに機材を持ち込んだら、若いお姉ちゃんがスッとファインダーをのぞいて「後ピンです!」と的確に判断してくれた経験があったな。もうそんなメカのわかるサービスウーマンがいない時代なのだろう。
 さて次の沖縄行きはフィールド調査用にいつものEOSとオリンパスのハウジングにしよう。

沖縄県・慶良間諸島
Nikon Coolpix AW130
ISO125,焦点距離9.5mm(53mm相当),露出補正0,f8.7,1/80
コメント
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