Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1598. 小説:小樽の翆18. クロッキー

2020年02月04日 | Sensual novel

 

 ・・・

 実は、昨日銭函の雪原で翆と青姦をするまえに、翆の体をクロッキーしていた。

 朝飯を食べたあと、翆がキッチンで後片付けをしているときの後ろ姿をみていて、普通はこれでムラッとするというのがポルノ小説だが、実は、そのときの光が綺麗だった。そこで後ろから翆のシャツのボタンを外しパンツを下ろして・・・

翆「あら!、もうオキシトシンが分泌されたの?」

それも否定はしないが、差し込んでくる冬の柔らかい光が綺麗だったし、そんな光は雪のときの小樽では少ないので、翆の衣類を全部剥がして光のところにたたせて、クロッキーをしてみた。

翆は中肉中背でスポーツクラブでエアロビクスなどをしているから身体の均整が取れている。といってモデルとして特に描くような筋肉の塊といったところはないけど、そんな均整が取れた翆のボディのボリューム感が心地よいのだ。

翆「寒いよ!、冷蔵庫の中より寒い室内だけど、まだ!!」

暖房をフルパワーにして、5分でポーズを変えて3枚描いて、押し入れから取りだしたダウンコートを羽織わせた。そして翆の冷えた身体のために、熱々の珈琲をいれてあげた。

翆の息子のマサヒロ君はデッサンの猛者だから、翆もその意味はよく知っている。しかもマサヒロ君の裸婦のモデルまでしたぐらいだから。

翆「ふぅーーん、私はこうみえるんだ・・・、即物的だよね」

そのあたりの感覚ってナースと一緒ではないですか?

翆「そうだよねぇー、患者さんの排泄器官をみて興奮してたら仕事にならないよね」

冬の光が部屋の奥まで、差し込んできた。

翆「さて着ようかな、見ないでよ、着ているところを見られるのって恥ずかしいから」

じゃ着せてあげる・・・、そしたら翆は患者のようにジッとしていた。

そして、晴れた雪原へゆこうかぁー!、だったのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする