Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ZEISSの空気72. まだ続々・京都の冬 漏れちまったか・・・?

2020年02月22日 | analysis

 

 「小説:小樽の翠」をアップする予定でいた。

 テレビニュースをみていた。

 COVID-19が日本に入ってきたルートは、今のところ二つだけというのが救いのように思われる。一つは横浜港のクルーズ船、もう一つはチャーター便帰国者である。これら二つのルートの感染者が日本における一次感染とすれば、これらに関わった関係者が感染し二次感染、そして次第に国内にジワリと広がってゆく様相がみられる。ついにウィルスは、防疫の堤防を突破したのだろうか?。

 侵入ルートの一つ、クルーズ船の乗客。陰性であることを確認して下船していった。そうした下船者のなかで、陰性と診断されたオーストラリア人が本国で感染が確認されて隔離されている。海外では、日本から帰国した人間は、さらに14日間の隔離が義務つけられている。それが必要不可欠なのだ。クルーズ船の場合は、香港で下船した乗客が一次感染者とすれば、二次感染〜三次感染あたりだろうか。

 もう一つは、COVID-19の患者が北海道で発生したことだ。テレビニュースによれば、父と子供が感染し、ウーハンからチャーター便での帰国者だった。帰ってきたときは陰性だったという診断、そしてまずいことに、子供がいるという非科学的且つ非論理的理由で14日間の隔離を逃れ経過観察だったと報道されていた。それがメディアが伝えるとおりの事実ならば、経過観察でよいという随分と甘い行政の対応だったことになる。いったい経過観察の間に何人の人間達と接触し二次感染を広めたかは、報道されていなかった。これも防疫の堤防から漏れている。

 感染症は、そうやって、ウーハン、ウィルスの運搬者、これに接触した人々という順で感染症のセオリー通り、日本国内に広がっている疑いをぬぐいきれない。既に防疫の堤防は、超えられたのか?。

 だから私は、あっ!、漏れちまったか・・・?、と思われた。つまり現時点では、和歌山の例だけが三次感染まで進んでいるのを除けば、二次感染までしか発症していないが、今後三次、四次と感染が進むと、もう防ぎようがない。あとは個人で防御。旅で飛行機に乗るときは、サージカルマスク着用程度のことしかできない。それとてN95は呼吸がしにくいから、できるだけ避けたいところだ。もうフツーのエチケット用マスクでいいんじゃないとも思う。

 テレビをみていると、感染症の専門家の肩書きに名誉教授、特任教授が目に付く。つまり現役の研究者ではない。現役研究者はウィルス対応でメディアどころではないと推測。どんなに頑張ってもウィルス・ワクチンの開発には、少なくとも半年程度はかかるのではなかろうか。

 さて今後、感染経路のわからない3次感染者以降が登場したら、ウィルスは防疫の堤防を越えたとみてよいのだろうか?。そのあたりが流行するか低減するかの一つの見極め時だろう。

 さて、この問題も、もう少し時間が経過しないと、流行か収束かはわからない。

 もう、そんなことは他山の石として、明日こそ小説に戻ろう。今日は、筆の勢いで書いた部分もあり、アップ後の訂正が随分あった。

 

京都市、東山

SONYα6000、Carl Zeiss Vario-Tessar E 4/16-70mm

ISO100,焦点距離35mm,露出補正-0.2,f/11,1/60

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする