Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング248. 小説:小樽の翆179. 夏の記憶

2020年09月20日 | Sensual novel

 

 この夏、翆は、新型コロナ禍で多忙な病院勤めだったけど、それでも僅かな休日に、夏の記憶はちゃんと残っている。

 といってもその記憶は、小樽市内の高島漁港あたりなのだが、コバルトブルーの積丹の海と積乱雲の美しい時間だった。久しぶりのデートだから、翆はレース風の黒いトップスにスカートだった。少し新鮮であり、見え隠れする翆のボディが少し色っぽいのだが・・・。

 それで小さな高速艇で青の洞窟を見に行った。もちろん地中海のカプリにある青の洞窟の規模ではないにしても。やはり洞窟の中は少し冷やっとして一寸観光気分だったけど、観光ってなんか退屈だ。

 岸壁で遊んでいたら、積乱雲は大きく上昇し、やがて頭上を多い、激しい雷雨がきた。雷はゆき場を求めて空をさまよい雷鳴と光を放っている。激しい雨があたりの風景を消してゆく。漁村の外れにある小さな倉庫に走り込んだ、扉もなくブロックの壁が僅かにあるだけの倉庫だ。激しい雨がトタン屋根をたたきならしてゆく。

 アチキは壁により掛かりながら、翆と口づけをして、スカートの下に手を回し、翆のショーツをさげて、股間に指をいれてなで回す。すると翆がアチキのパンツのジッパーを下げて股間を撫で回し始めた。翆の細い指がイチブツを握りしめている。そして激しくしごきだした。激しい雨が外からの視線をしだいにかき消してゆく。

翆「あっ、あっ、アッーー感じてくるぅー・・・」

翆の股間が濡れてゆく。

光と雷鳴が激しくなり、倉庫の中が一瞬光る。

翆の足がアチキの腰にのっかってきた。翆の尻を抱え上げた。

翆の細い指が、イチブツを膣に導いてゆく。

ピカッとあたりの光景を浮かび上がらせ、すぐに雷鳴が身体を震わせる。

翆が足をアチキの腰に回し、ただ一点を支えに翆の身体が小刻みに上下している。

やがて翆の身体がのけぞっている。

ウウッ、ウウッ・・・・

翆の胸に顔をうずめ、翆の腰を上下に動かしてユク。

翆の身体が痙攣し始め、膣が収縮をはじめた。

翆が肩にしっかり抱きつき、ただ一点に体重をかけ腰を動かしてユク。

翆「アアッ、アアッ、くるくる・・・・」

翆の身体がガクカグと震えている。

翆「はっ、はっ、はっあああああああああーーーーーー」

翆「いってぇーーーーー」

翆の膣が激しく収縮している。

・・・とどうじに思いっきり翆の中に射精した。

翆「はあ、ああああああああーーーーー」

強烈な光が二人の姿を照らし、震えるような雷鳴が翆の嗚咽をかき消した。

・・・・・

一時の静寂をおいて、愛液の残渣が腿を下ってゆく。

次第に雨があがりはじめ、回りの風景が少し見えるようになってきた

翆「一寸青姦の気分だったね。一気に燃えちゃった(笑)」

そういってアチキの腰から降りてアチキのズボンのジッパーをあげた。

翆の片足に引っかかっていたショーツをはかせてあげた。

 

・・・

やっと雨が上がり青い空と眩しい光が戻ってきた。

翆「三島由紀夫の潮騒!みたいだったねぇー」

潮騒の初江は処女だよ。

翆「(笑)」

翆「みんなデートの最後は、こんなクライマックスをするんだろうね」

もちろんさぁ。

そんな場所が漁港の回りには、多い。

お互いに少し湿った身体で重い足を引きずりながら、パス停にむかった。

・・・

それが二人の夏の記憶である。

コメント
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