Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

エッセイ795.リニアを京都へ!・・・、追記

2024年11月28日 | field work

 京都人は、北陸新幹線の新大阪までの延伸に非協力的である。その第一の理由は、小浜経由だと新幹線建設に伴う自治体の費用負担が大きいからだ。それも大深度をトンネルで進むという過大な工費と時間のかかる計画に付き合いたくない。5年以内に完成ならメリットもあるが、20年先といったらそんな延伸計画はないに等しい。それにリニア新幹線を京都経由にしろというときの交換材料として反対の狼煙をあげているのだろう。
 少し考えてみよう。関西人にとって北陸は金沢迄しかゆかない。これまでの在来線特急で2時間。それでいいんじゃないのと思っている。新幹線の路線構造は東京を中心に衛星上に整備してきた。それが金沢までは構造的であり東京の一極集中構造という点では正解だが、その先は政治路線だと私はみている。従って金沢止まりのままでもよかった。
 今、最適なのは、在来線特急を再び金沢まで走らせればよい。もともと在来線特急で満たしていた程度の需要だったのである。
 そんなローカルな北陸新幹線などはどうでもよく、肝心なのはリニア新幹線だ。リニア新幹線で国土の構造も変わるだろう。だからローカルなバイパス北陸新幹線は京都人にとって関心がない。
 だってリニア新幹線がバイパスだよ。京都府はリニア新幹線なら資金提供しても、ローカルな北陸新幹線に税金投入はしない。"リニアを京都へ"なのである。

JR東海のサイトから改良型のリニア新幹線

追記:
 日銀は12月金融政策決定会合で0.25〜0.5%利上げ予測。本来なら前回利上げしてもよさそうだが対応が遅すぎる日本。いつまで円安にしておくのか。
 それは、輸入に依存する日本経済にとってマイナス要因。1年前の日経平均が31,000円代であり、今は38,000円代に株価は上昇しているが、利益率30%/年の企業情報はみあたらない。
 今は海外で稼いで為替差益で利益率が上がり株価を押し上げるが、日本経済が強いとは思われない。今は為替差益で株価があがっているだけであり、日本経済が強くて上がっているわけではない。日銀が金利をあげて円高基調になれば直ぐに株価は下落する。例えば日本のトップ企業にハイテク産業がSONY位しかなく、AIに至っては皆無というのも寂しい。売れる日本製品がトヨタとSONYだけではねぇー。つまり経済が弱ければ日本株もあがるすべがない。
 トランプ政権になると関税とインフレ懸念があるから、円高、日本株安に向かうが、トロトロやっているとまた円安に落ち込むか?。1ドル80円という時期が過去にあった。世界で強い円であってほしいが・・・。
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