Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

Landscape20. 京都・八坂神社節分祭

2008年01月26日 | Kyoto city
13:00〜八坂神社節分祭
 午前の催事を見たら、次は都心に移動しよう。程よい頃に八坂神社節分祭の豆まきが見られる。今年だと13:00時からの祇園甲部の舞妓らによる舞踊奉納と豆まきが行われる。祇園甲部というのは京都の花街(かがい)のことであり、現在5花街ある。
 花街! 素敵な響きである。私は、東京の花柳界の一つ神楽坂界隈で育ったからこの言葉に親近感を感じる。昔であれば、花街で遊び、やがては芸子の身請けぐらいでき、そして家作を与え芸子を養えるぐらいに、一生懸命仕事をして稼げ、というのは男の命題だった。現在では交際費には課税され、多くがサラリーマン化して、そこそこの仕事しかしない上、みんな均等にしょぼい収入を享受し、男女共同参画社会だから身請けなんか許されるはずもない。現在の花街では、割り勘会費制で、しかも夫婦同伴で、古典舞踊などを鑑賞するといった具合に、実につまらない社会になってしまった。最も私のようにしょぼい収入では、身請けどころではないのだが・・・。そこで、祇園の舞妓はんでも、遠巻きに眺めて一時のうさを忘れようという向きには、ここの節分祭がお勧めである。
 豆まきの後で、複数の鬼が登場し舞や芝居を演ずるのだが、この演目は毎年同じであり、また次の行事が迫っているので、最初[注]を見たら昼飯を食べに行こう。四条だからお店は多く、詳しくはWEBやガイドブック等参照。体か冷え込むから、私なら、「しっぽく」かな。権兵衛、尾張屋、河道屋・・・と四条通沿いにある。
 節分行事は地元ではよく知られているため、人だかりが多く演目が見にくい場合が多い。特に八坂神社は平坦だから、私のように身長が低いと不利である。舞台近くに陣取ろうと思えば、早めに行くか、罵声を覚悟で割り込んでゆくオバハン精神を発揮するかである。ただし、豆まきの餅などは、頭の上を通り越してゆくが。
 しかし、絶対に好位置から見たい! 撮影したい! であれば、脚立必携である。カメラは忘れても脚立は忘れるな。これは行事撮影の鉄則である。写真は撮れないが、見ることはできる。上の写真は、脚立を用いて撮影している。
 
[注]私の記憶では、確か最後に鬼が豆をまくのであるが・・・何これ!?
 
京都観光情報WEB
http://kaiwai.city.kyoto.jp/raku/sight.php
 
撮影データ
Canon EOS Kiss Digital
SIGUMA F3.5-5.6/18-125mm
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