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釣瓶落としは、秋の日暮れが早い事を、井戸の釣瓶が落ちる様子に例えた、日本固有の表現。清水寺にあがったら、既に陽は山の際に沈んでいった。なんだもう薄暮。早い日暮れを実感しながら散歩。祇園まで来たら夜だよ。
清水さんの入口で階段にたたずむ外国人の姿を見ていたら、この風景は昔見たことがある。そうだ!、ローマのスペイン階段だ。清水さんの階段も高低差でゆけばスペイン階段並にありそうだ。階段をベンチ代わりにするというのは座る場所がないからなのだが、別の見方をすれば人を滞留させる設えでもある。
そんな光景を撮影していると薄暮も過ぎ、街は暗くなってくる。なんだもう夜か。祇園では舞妓さんが動き出す頃だ。
舞妓さんを見かけたければ、切りの良い時間にゆけばよいだろう。というのも少なくとも半分ぐらいは宴会時間に合わせて動くだろうから、ジャストタイムの前後に祇園を徘徊すれば出会える確率は少し高いだろう。だからといって無謀に撮るのは失礼よ。撮らせてくださいといえば最高の笑顔で応えてくれるから。祇園の万屋(一力)のお茶会で、私はそう教わった。
一日3,000歩は歩こうと思ったから、今日は眼向けをはらって散歩に出た。それに空気が乾燥しているので喉が渇く。マクドナルドでシェイクでもいただこう。そしたら眠ってしまった。
FIELDWORK873.京都・秋釣瓶落とし 4K
SONYα6600,E18-135mm/F3.5-5.6
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