Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング823. 小説:小樽の翠731. ヤリマンジャパン

2023年12月10日 | field work

 今日は、今年最後のクロッキー教室がマサヒロ君の家というか、翠の実家で行われた。モデルはジェシーだ。帰りにアチキは、いつものようにジェシーを小樽駅までエスコートする。

ジェシー「うちは、子供が欲しいけど、今は授業があるから、作れないという話をしたよな!。ところがだな子供を作りたくない女達がいるんだよ。」
「日本の女子学生は、社会にでてキャリアを上げたいから子供は当分いらない系じやないですか?」
ジェシー「それだよ。彼氏がいる同級生の女友達が、そういうんだよ。それで彼氏も手間がかかるから子供はいらないというわけだ。それで、夫婦でなにすんの?、と尋ねたら仕事とレジャーだってさ。そしてキャリアをつけてお金儲けだって!?。それでだよ、結果は自由が欲しいから離婚だって。離婚もライフスケジュールに入ってる。だったら最初から彼氏なんかいらんじゃん。なんか変だ!。」
「それが日本のスタンダードかな。北海道は離婚が多いし」 
ジェシー[何!、何!!。子供無しがスタンダードだって。おいおい!、それじゃ国がなくなるぞ。」
「事実、国はなくなりかけているかもしれない。」
ジェシー「それじゃ何でSEXや快感を得る方法なんかをうちに尋ねてくるんだよ。子供作らないなら、そんなのいらねえじゃん。」
「それも男のキャリアを重ねるんじやないの?」
ジェシー「男のキャリア?。ちんぼのキャリアか?。わかんねえー!」
[そういうこと。だからレジャーSEXだよ。」
ジェシー[SEXがレジャーだって。オオツ!!!、神の冒涜。ウチは最初の恋人が旦那だよ。私の故郷じゃ初めて恋をしたら結婚して、恋をして、子供たくさん作る。そのために旦那を一生愛する。」
「つまり結婚の約束をしないとSEXはできないんだ!。」
ジェシー「そんなの、あったりまえだろ!。何!、日本では違うんだ!!!。愛することはないのかよ?。」
「だからね、日本には愛という概念が最初からない!。昔は成り行きでSEXしてきたからね!!。神様は生めよ増やせよと言ったけど、愛せよとはいわなかった。だからレジャーSEXだ。それで子供ができたら里親に預けるんだろうな!。そんな過去の習慣が現代に引き継がれて、都合の良いところだけ残っているんだろう。」
ジェシー「ヤリマン、キャリアだ!」
「まあ、そうなるか!。スーパーで肉がいるんだろ?」
ジェシー「もち!」
駅前のスーパーで安くなった牛肉をゲットして駅の改札口で見送った。」
ジェシー[ハブ・ア・カントリー・ヤ・リ・マ・ン・ジャパン!」
大きな声が駅構内に響き渡る。
どうせ夜だし人もいないし・・・
つまり、ヤリマンという言葉を日本のギャル達から学んだのか・・・。
・・・
さて花園通りを歩いて翠の待つ家へ帰ろう。
小樽ももうじき雪が降るだろう。
翠は、今日はお鍋にするといってたな・・・。
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