北見市近郊T川、珍しい陸封型尺ヤマベの♀を釣った。
20XX-7-25 (金) 晴れ
朝10時。北見市近郊のT川源流域にゆく。自宅から約1時間20分で釣り場へ着いた。途中の林道にはコムラサキの吸水集団が多く車に驚き舞い散る。オオイチモンジ♀の破損個体が林道を舞っていた。
T川源流域は意外と渓相がよろしくない場所が多いが、一部原生林の中を屈曲蛇行して流れるところに私の秘密のポイントが三カ所ある。
まっすぐに、その森の奥にある三箇所のポイントへ向かう。三カ所とも渓流の屈曲部分が大きくほれて深みになっている。
ここはとりわけヒグマの気配が濃厚であるのを警戒してか一般の釣り人は入ってこないようで、そこへゆくたびにごっそりと魚が溜まっていることが多い。
深みの手前は瀬になってさざ波があり、深みの表層にも小波がひろがるため、上流に立ち込む私の姿は魚からは視認しにくい。
瀬のところから、たまりに流し込むことで次々にアタリがくるという理想的な釣り場である。
ここでの釣りのコツは他の魚たちに怪しまれないように、針かかりしたとたん遊ばせず一気に抜きあげる。
ここは何故かオショロコマは稀でアメマスが主体。ニジマスは以前は多かったが駆除を続けているうちに確実に減少しており、じきに姿を消すと思う。
ここではヤマベもけっこう釣れる。この日、珍しく30.5cm の♀尺ヤマベも釣れた。
さすがにこの大型ヤマベは一気には引き抜けず、流れにのって糸鳴りをさせながら細い渓流竿を満月のように引き絞ってくれた。
釣った時は気づかなかったが食べるために持ち帰り、さばいているときに卵巣を確認、♀だとわかった次第。
この渓流で尺ヤマベが釣れることは稀で、それがメスヤマベであったことはさらに珍しいことであった。
ちなみにこの渓流はとある理由で海との交流が完全に断たれており、ここのヤマベ個体群は何十年も放流され続けてきた種苗を起源とする、所謂陸封型ヤマベである。
同様の陸封型ヤマベの♀は近郊の美幌川水系源流域や道東の忠類川でも釣ったことがある。
北見市近郊には同様に海との交流が途絶えた水域に、放流ヤマベを起源とする陸封型ヤマベ個体群のみられるところは多いが♀が釣れることは比較的めずらしいとおもう。
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まっすぐに、その森の奥にある三箇所のポイントへ向かう。三カ所とも渓流の屈曲部分が大きくほれて深みになっている。
ここはとりわけヒグマの気配が濃厚であるのを警戒してか一般の釣り人は入ってこないようで、そこへゆくたびにごっそりと魚が溜まっていることが多い。
深みの手前は瀬になってさざ波があり、深みの表層にも小波がひろがるため、上流に立ち込む私の姿は魚からは視認しにくい。
瀬のところから、たまりに流し込むことで次々にアタリがくるという理想的な釣り場である。
ここでの釣りのコツは他の魚たちに怪しまれないように、針かかりしたとたん遊ばせず一気に抜きあげる。
ここは何故かオショロコマは稀でアメマスが主体。ニジマスは以前は多かったが駆除を続けているうちに確実に減少しており、じきに姿を消すと思う。
ここではヤマベもけっこう釣れる。この日、珍しく30.5cm の♀尺ヤマベも釣れた。
さすがにこの大型ヤマベは一気には引き抜けず、流れにのって糸鳴りをさせながら細い渓流竿を満月のように引き絞ってくれた。
釣った時は気づかなかったが食べるために持ち帰り、さばいているときに卵巣を確認、♀だとわかった次第。
この渓流で尺ヤマベが釣れることは稀で、それがメスヤマベであったことはさらに珍しいことであった。
ちなみにこの渓流はとある理由で海との交流が完全に断たれており、ここのヤマベ個体群は何十年も放流され続けてきた種苗を起源とする、所謂陸封型ヤマベである。
同様の陸封型ヤマベの♀は近郊の美幌川水系源流域や道東の忠類川でも釣ったことがある。
北見市近郊には同様に海との交流が途絶えた水域に、放流ヤマベを起源とする陸封型ヤマベ個体群のみられるところは多いが♀が釣れることは比較的めずらしいとおもう。
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