荒れ狂う湖でヒメマス32♂♂8♀♀。ネルカのプロフィール その4.
とある秋の土曜日 晴れのち曇り 猛烈な 強風 8度C 寒い 寒い
朝9:30 屈斜路湖へ出発。 10:40 現地到着。
全国各地から沢山のヒメマス狙いの釣り人がきて林道沿いの狭い駐車場はえんえんと車で一杯。こんなにも人気のある釣り場なのは何故だろう。
あれダメこれダメが多く、おまけに有料といった本州各地の釣り場とことなり、ほとんど何も規制がなく、しかも無料なのも屈斜路湖の大きな魅力なのだろうと思う。
ところが今日の屈斜路湖は今にも降ってきそうなドン曇り、猛烈な強風が吹きつけて、かなりの大波小波が岸辺に打ち寄せる最悪のコンデションだ。
普通なら釣りなど、まったく無理といった悪天候だ。はや釣りは諦めて帰りしたくをしている釣り人が多い。
皆さんに聞いてみると、まったく釣れず、湖から岸へと吹きつける強風のため釣りそのものが無理とのこと。
それでもせっかくきたので私はウェーダーをはいて荒れ狂う湖の岸辺10mくらいまで入ってみたが、押し寄せる波と強風で体が大きく揺れて持っていかれそうになる。
これではフライも振り込めず、ルアーも強い向かい風のためバックラッシュ必発で、まったくダメだと思う。
しかし、ヒメマスの赤い魚体が数匹づつ波の下で散ったり、集合したり、激しく追いかけあったり、産卵行動をしたりしているのがなんとなく見える。
さらに激しい波でヒメマスたちからは、おそらく私がよく見えないのがよいみたいだ。
おおかたの釣り人は引き上げて、いつものように釣り人が多くないので魚が警戒する気配がないのもよい。
強烈な大波に背中をどずかれて、つんのめりそうになる。
強風と波で体が揺れる。水の中は暖かく、水から出ている上半身は冷たい強風でどんどん冷え込んでゆく。
しばしばすぐ近くで♂のヒメマスがクワッと大口を開けて赤い目印に攻撃を仕掛けるのが見え、盛んに威嚇バイトしているのが観察される。
結果、いつになく良く釣れて、せっせと撮影、リリースを繰り返した。
初めてやってきたという若いアングラーが寄ってきて私のランデングネットをのぞき込み、ウワー赤い、きれいだと興奮している。
しかし、みなさん、あまりの寒さと悪天候と、まったく釣れないのとで早々に退散していった。
私も低体温症で体の動きが徐々に悪くなり岸辺で、おもいきり転倒したりした。
午後2時、車にもどってヒーター全開し、震えながら昼食のおにぎりを食べた。
午後の部はさらに気温が下がり冷たい風が吹き付ける中であまりの寒さに耐えられず 4♂♂を追加してすぐに終了とした。
結局今日は悪天候が幸いしてか、ヒメマス 32♂♂ 8♀♀ を撮影、リリースして終了となった。
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