道東、カワマス、オショロコマ、雑交F1 の渓流
201X-9-29(金) 晴れ のち雨 のち曇 21度C
朝 9:00. カワマス、オショロコマとそれらの雑交F1 が棲む道東の渓流へ出発。
しばらく高速に入って街を抜け、広大な畑作地帯を抜け、森や山や峠を越え、快調に走っていたのだが、急に不吉な気分。
なんと ウェーダーを忘れてきたことに気づく。
幸い途中の小さな町のホーマックみたいなところで捜すと鮭釣り用品売り場でMサイズのウェーダー5000円たったひとつだが在庫あり、これを購入し事なきを得た。
目的の渓流は、この時期、両岸は草木が茂ってうっそうとしているところが多く、普通の人なら、入って行くのをちょっとためらう不気味な感じすらただよっている。
もう20年以上通っているので私は、なんのためらいもなく入って行ける。
いつものヒューム管橋下のたまりから入って大きく屈曲蛇行する湿地の川を、とりあえず 300m ほど釣り下った。
湿原の渓流の川面は平らで、いつも音もなく流れているのが特徴だ。
水が冷たく流れは速く川面のほとんどはびっしり繁殖したバイカモが広がって女性の長い長い髪の毛みたいにゆらめいている。
川底は細かな砂礫で強い流れで足下の小砂利がみるみる流される。
油断すると足もとが極めて不安定になり転びそうになる。
川底の浅い、深いの変化が激しく、急にズドンと腰ほどの深さになって油断すると川の中で転倒しそうになる。
実はとても危険な川なので、ここでの釣りは私は昔からあまり好きではない。
おまけに川の両岸10mは背の高い草が生い茂ってはいるが、足下は泥状でずぶずぶと足が沈んでゆき、ところどころ底なし沼みたいで恐ろしい。
釣り方としては川の中を釣り下るしかない。川中に繁殖してゆらゆらたなびくバイカモ。
その隙間へ上流から流しこむと次々に魚がかかる。
しかし川に立ちこんでの釣りなので、バイカモの切れ端や足下の砂、泥が流れてゆくので魚たちはすぐ警戒して釣れなくなる。
しかし、ここでは釣り下るしかない。
釣り登る形だと意外に流速があるために振り込んでもピユーッと自分方向に仕掛けが流されるので魚はまずかからない。
結局、この日は カワマス純系2匹、 F1 12匹、 オショロコマ純系 5匹、 ニジマス2匹を釣った。
ここは まさに雑交の川、 F1 の川である。 このパターンは長年変化することなく続いている。
カワマスを放すと在来のトラウトと交雑する力が強く、雑交F1には生殖能力がないため、やがてそこは死の川になる。
とまことしやかに述べられるが私の知る限り空知川水系でも道東の渓流でも、長野県における例でも、日本においては実際にはそのような実例は無い。
長野県の保護渓流における例では カワマス、イワナ、およびこれらの雑交F1 が共存する状態が続いているといい、北海道と同じ状況と思われる。
今日はいつもは入ったことのない水域で釣ってみたせいか思ったより魚は多かった。
川岸がはっきりしない川なので釣った魚の撮影にはとても苦労した。
この日撮影した渓流魚の写真を少し提示します。
純系カワマス
純系オショロコマ。外見的に純系と思われますがカワマスの血が入っていないかどうかはDNA解析をしなければわからないかも知れません。
雑交F1
カワマスとオショロコマの雑交F1 と思われる個体の特徴。
F1 の特徴は
1. 頭や口がオショロコマより大きく、カワマスの顔つき。
2. 赤点紋理が比較的鮮明な青いリングで囲まれる。
3. 背ビレにカワマスの紋様が現れる。
ニジマス。ここのニジマスは明るい色調で体側の赤い線が鮮やかな物が多い。個体数は少ない。
この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
最後は急斜面を登って牧草地に出て、しばらく歩いて車にもどった。
この日、川やその周辺で人間には1人も会わなかった。
午後4時武装解除。
北見市の自宅まで、えんえんと走って帰宅した。
帰宅後、家庭菜園のトマトやサヤインゲンを収穫した。
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201X-9-29(金) 晴れ のち雨 のち曇 21度C
朝 9:00. カワマス、オショロコマとそれらの雑交F1 が棲む道東の渓流へ出発。
しばらく高速に入って街を抜け、広大な畑作地帯を抜け、森や山や峠を越え、快調に走っていたのだが、急に不吉な気分。
なんと ウェーダーを忘れてきたことに気づく。
幸い途中の小さな町のホーマックみたいなところで捜すと鮭釣り用品売り場でMサイズのウェーダー5000円たったひとつだが在庫あり、これを購入し事なきを得た。
目的の渓流は、この時期、両岸は草木が茂ってうっそうとしているところが多く、普通の人なら、入って行くのをちょっとためらう不気味な感じすらただよっている。
もう20年以上通っているので私は、なんのためらいもなく入って行ける。
いつものヒューム管橋下のたまりから入って大きく屈曲蛇行する湿地の川を、とりあえず 300m ほど釣り下った。
湿原の渓流の川面は平らで、いつも音もなく流れているのが特徴だ。
水が冷たく流れは速く川面のほとんどはびっしり繁殖したバイカモが広がって女性の長い長い髪の毛みたいにゆらめいている。
川底は細かな砂礫で強い流れで足下の小砂利がみるみる流される。
油断すると足もとが極めて不安定になり転びそうになる。
川底の浅い、深いの変化が激しく、急にズドンと腰ほどの深さになって油断すると川の中で転倒しそうになる。
実はとても危険な川なので、ここでの釣りは私は昔からあまり好きではない。
おまけに川の両岸10mは背の高い草が生い茂ってはいるが、足下は泥状でずぶずぶと足が沈んでゆき、ところどころ底なし沼みたいで恐ろしい。
釣り方としては川の中を釣り下るしかない。川中に繁殖してゆらゆらたなびくバイカモ。
その隙間へ上流から流しこむと次々に魚がかかる。
しかし川に立ちこんでの釣りなので、バイカモの切れ端や足下の砂、泥が流れてゆくので魚たちはすぐ警戒して釣れなくなる。
しかし、ここでは釣り下るしかない。
釣り登る形だと意外に流速があるために振り込んでもピユーッと自分方向に仕掛けが流されるので魚はまずかからない。
結局、この日は カワマス純系2匹、 F1 12匹、 オショロコマ純系 5匹、 ニジマス2匹を釣った。
ここは まさに雑交の川、 F1 の川である。 このパターンは長年変化することなく続いている。
カワマスを放すと在来のトラウトと交雑する力が強く、雑交F1には生殖能力がないため、やがてそこは死の川になる。
とまことしやかに述べられるが私の知る限り空知川水系でも道東の渓流でも、長野県における例でも、日本においては実際にはそのような実例は無い。
長野県の保護渓流における例では カワマス、イワナ、およびこれらの雑交F1 が共存する状態が続いているといい、北海道と同じ状況と思われる。
今日はいつもは入ったことのない水域で釣ってみたせいか思ったより魚は多かった。
川岸がはっきりしない川なので釣った魚の撮影にはとても苦労した。
この日撮影した渓流魚の写真を少し提示します。
純系カワマス
純系オショロコマ。外見的に純系と思われますがカワマスの血が入っていないかどうかはDNA解析をしなければわからないかも知れません。
雑交F1
カワマスとオショロコマの雑交F1 と思われる個体の特徴。
F1 の特徴は
1. 頭や口がオショロコマより大きく、カワマスの顔つき。
2. 赤点紋理が比較的鮮明な青いリングで囲まれる。
3. 背ビレにカワマスの紋様が現れる。
ニジマス。ここのニジマスは明るい色調で体側の赤い線が鮮やかな物が多い。個体数は少ない。
この日も撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
最後は急斜面を登って牧草地に出て、しばらく歩いて車にもどった。
この日、川やその周辺で人間には1人も会わなかった。
午後4時武装解除。
北見市の自宅まで、えんえんと走って帰宅した。
帰宅後、家庭菜園のトマトやサヤインゲンを収穫した。
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