蛸踊り

ここは理科の実験室。鍋に生きた蛸いれを入れ下から加熱する。初め砂色のゆったり動いていた蛸は、次第手足をくねらせ、身体も色が変わってきた。気のせいか顔は一段と上気したように赤みを増し,口を突き出し怒っているように見えた。
地球の限界を考えず、お金の亡者になって突き進む人間の心象風景である。
地球にも限界がある。自ら加熱し初めは気持ちよかったが、何時までも続けているので地球は温暖化を初め諸々の信号を発す。人々は不安を感じつつも、中毒患者のようにやめられない。犠牲者が次々出ているにもかかわらず。飛躍するように感ずる人もあるとは思うが、長年教員を経験してきた私は、女子高校生のタリウム殺人や町田市の男子高校生の女子生徒刺殺事件は上記の蛸踊りと無関係には思えない、ある必然性すら感じる両高校の校長先生の「普段は真面目な生徒。」と言う例の「意外!」談話。
意外ではあるだろうが、ここまで来ると「意外」済まされないのではないでしょうか。
温暖化と同様、確実に着実に信号が発せられているというのに。どこにでもいる普通の子供達の姿をよーく見てほしい。何らかの不安を感じませんか?
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