お祭りに通じた気分

(動物除けのフェンスをしたのに)翌日には、掘り返され種イモまで食べられていたり、 家の裏の縁の下伝いには(多分、ハクビシンの仕業)爪とぎをしたような跡が毎日つけられてる。

 お世話になっている近所の畑へ摘花の手伝いに行くと、1時間もしないうちに雷が鳴りだし急に暗くなり雨が降り出す。

 しかし、そこにいる間ずーっと、どこか子供のころ好きだったお祭りにも通じた気分になる。

 そう言えば、最近 町場から嫁いできたばかりの花嫁さんも似たようなことを言っていた。        何故なんだろう?

 行き帰り、車の苦手な奥さんが高速を運転し、下のくねくねした道を私が運転する。思ってもいなった事が次々に起こる。

 

 

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逃げられない欺瞞

「子供たちや孫たちに(ツケ)を残さないために」の言い方が政治や経済を語るとき良く使われる。

国債や原子力廃棄物など自分も日記に書いたことがある。 しかし、最近この言い方に欺瞞を感じるようになった。

 果たして、我々は子供たちにツケを回さないように本気で考えているか? 実は「孫や子はどうなっても良い」とあきらめてはいないか?

 1000兆からの借金はツケを回して子どもたちが返済できるような規模ではなく、ギリシャを見るまでもなく経済社会を壊すようなレベルになっている。

 原発の廃棄物は人間の祖先がネアンデルタールであった何十万年前に遡るほどの年月が必要だ。

 孫子をいたわるかのような言い方をするが、今いる子供たち若者が家から出られなくなったり3人に一人が自殺を考えるほど悩む実態にどれほどの手を尽くしているか。

 自分自身の欺瞞から逃げられない。

 

 

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「緊縮」と「成長」は同根

ことEUだけでなく、財政問題を抱えた世界の経済政策は経済成長を基にした緊縮の如何で綱引きをしているようなものではないか。

物の例えで「元気に振る舞うために麻薬を使いその費用を全体で賄うか貧乏人から集めるかの違い」の言い方は どこが間違っているだろう?

文字通りグローバルに見たら消費増税や緊縮はしてもしなくても麻薬を使て環境や大地を壊していることに変りない。

野田首相は消費増税に協力してもらうために小沢氏に会うそうだが、「大局的見地に立って説明すれば分かってもらえる」と話している。

 しかし、両者は共にグローバル(地球)が求めている大局的見地とはほど遠い局所に立っているように見えるのだが…何をもって「大局」と言ってるのかが分からない。

 

 

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スタートにも立てない対策

ギリシャのユーロ離脱もからみ世界は EUの金融危機に注目している。

 EU緊急首脳会議は緊縮のメルケルと経済成長のオランドが双璧であるかのように報じられているが、双方はここまで財政赤字を積み上げてきた経過や原因を棚上げしたままで対策が有効とは考えられない。

 財政危機は、ことはギリシャだけでなく先進主要国は軒並みである。 

 世界Ⅰの赤字財政下に日本の赤字の原因は20数年続けてきた景気対策としてやってきた公共事業などの財政投資だった。

 政府は国民が望んだと言うよりは、建築・土建や電気・自動車などの業界から強い要請に余儀なくされていた。(と私には見える)

 今や、グローバル化した先進国の経済や財政の構造に本質的な違いは無い。

 ギリシャやEUの財政赤字の問題はメディアは連日報じているが、経緯や原因は避けている。

 選挙でも明らかなように国民にとって大金持ち大企業を優遇するために作った赤字の支払いに反発するのは自然だろう。

 構造的には日本の1体改革も同じで、2大政党は消費税と言う緊縮策を国民に求めているが、EUと同様に財政赤字の経過や原因を明らかにしないままことは進められてる。

  そこを明らかにすると緊縮や経済成長などとは言っていられない筈で、否が応でも産業構造に行き着く。

  そこが解決のスタートラインへ向かう第1歩だろうから、国際会議も暫くは事態を糊塗するだけで解決策は期待出来ない。

 

 

 

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またもや後付けか?

「世界恐慌 パニック 2012~2013」  浅井 隆 著  

      著者についても全く知識を持てはいないが、この本の題名とは自分も共通した認識を持っていたからか、この新聞広告が目にとまった。

 マスコミに登場する政府に対し辛口の経済学者の浜 矩子は「地球経済の破滅」を予見している。

 新聞によってはそれをにおわせる特集を組んでもいるし、今行われてる(税と社会保障の一体改革)の論議の中でも時々それを伺わせる言辞はある。

 世界恐慌にしろ、日本のデフォルトにしろ突然やって来るものではない。

 第2次世界大戦の敗戦は1945・8・15 だがこれは国家間のけじめの儀式のようなもので、社会現象として見たら連続したものの一コマに過ぎない。

 後々、「あの時点で敗戦は分かっていた」ような話を後付けして語る人がいるが、社会は流れであってここ数年で社会的な目印としてのデフォルトや世界恐慌を予測できるとしたら、現在はすでにその過程に入っているだろうから、後々これも後付けして検証されたり語られたりするに違いない.

近いところでは 原発神話もその1例。

 

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テレビの見方

国会中継を見ていた。いつもとトーンが変り、与野党ヤジもなく喧嘩腰だったこれまでの議論は穏やかなものだった。

穏やかなのは良いのだけど、 内容的にはストレスが倍加した。

質疑する方と答弁する方の内容が 共にテレビ目線を意識しながら我々国民の立場に立っては物を言っていないと感じたからだ。

この国会のやり取りを喜んでみる人を思い浮かべたら、世界や日本の金融や財界の大きな会社の経営陣の顔が浮かんできた。

次に社長面して「双方、 よく頑張ってる!」とほくそ笑む自分が浮かんだ。

国会中継だけでなくテレビは自分の立場を他に変えて見た方が良いものが多い。

 

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  取りざたされる世界恐慌

世界恐慌の目印をある学者は イタリアのデフォルトに置き、ある学者は中央銀行の信用失墜にあると説いた。

目印はどうあれ世界恐慌が取りざたされる時代になった。

 仮に、世界恐慌に見舞われた場合、80年前の世界恐慌を思い浮かべるが深刻さに於いては可なり違うと思う。

 少なくても、前回の世界恐慌の背景に環境や資源の枯渇の問題は無かった。

 日本のバブル崩壊や福島原発をはじめ世界的なリーマンショックなど いかなる人的災害や危険も予知したのは少数者で多数者が警告したことはない。 災害を経験しても学習は難しく、にわかに多数者にはならず繰り返す。

 我々は そのような中で生きている。

 

 

 

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 かえって良いのかもしれない 

 G8を見ていると、世界の政治・経済は 来るところまで来たしまった感じがする。視座を固定しどうにも手が打てないでいるようだ。

 今後は 否が応でも視座の拡大を余儀なくされる災害や自然に依拠した動きにより大きな意味を見出さざる得ない。

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急所を外した議論

G8やG20のテーマはヨーロッパの金融危機対策として(緊縮と成長)を巡って話し合われるらしい。

 個人的には(緊縮も成長)も意味が無いと考えている。ちょうど日本が税と社会保障の一体改革が財政にも社会保障にも役立たないのと同じである。

 要するに財政を悪化させた原因をつきつめ対策を立てない限り(論理的に)解決するはずがない。

 国が借金して財政投資をして経済成長としてきたこれまでの手法でも明らかなように、現代の経済体制は消費経済を基にしている。

 消費経済が持続するはずはなく、現在の財政危機は必然の結果である。経済体制を消費経済から生産経済へと基本に戻す以外に解決するとは考えられない。

 最近、「産業構造の転換」の言葉を時々目にする。それは結構なことなのだが、もっぱらお店の商品を入れ替えるかのような意味で用いられている。

 経済が行き詰まっているのだjから、生産の優先順位は環境を壊したり不急不要なものより環境を改善し生活に必要なものを優先して生産する仕組みにするのは当然である。

 考え方自身はメディアや政府の中にも学者の中にもマイナーだが存在している。

 それが、現実の政治やメディアのテーブルに載らないどころか歯牙にもかけられない。

 それを言えなくするような圧力や仕組みが頑として存在しているからに他ならない。

 

 

 

 

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事務方の話を続ける国会

国の借金は山ほど作り国際的地位を下げている日本の国会は 大元の話をせずに 【一体改革】とか言って帳簿上の枝葉の話に終始している。

 真面目な首相はそれに「命を懸ける」と覚悟を決めている。

( 百年安心)の改革から何年たったと言うのか。 『財政再建』『景気対策』は ここ何十年も国会が開かれるたびに聞かされてきた結果なのに、相変わ

らず成果の上がらない部分的な対処の議論を繰り返しいる。 何がそうさせるか?

 (言い方は悪いが)与野党の違いは事務方の担当してる部所の違いだけではないか?

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