私有財産制?

今、世界の中央銀行の印刷所の輪転機はフル回転してるとも言える。 今月に入って、日本銀行が内外に発行した金額だけでも20兆円は越えているだろうと思われる。思われる? なぜかと言うと、(私の目には)テレビも新聞もその金額が明らかにされていない。 
 日銀の「市場への資金投入」はテレビでは殆ど報道されないし、新聞の紙面には隠れるように小さくしか載っていない。

   全体的な総額や詳細は報道されないから我々はちょっと知る事ができない。 
 
  今後も資金投入(貨幣の水増し)をしていくと言う。これを世界的にやっているのだから、世界の貨幣がどれだけ水ぶくれするか見当が付かない。 
  私有財産の元になる給料や年金は上がらず、貯金はほとんど利子が付かない。 貨幣が水ぶくれし、物が買える価値が半減するという事は、私有財産(現金や預金などの証券)が半減する事と同じ意味になる。(減ずる割合は水の量で決まる。) 

   減じた分はどこへ行ったか? 
   貨幣価値が減じる事は借金の価値が減ずる事と同じだから、手持ちの私有財産が  水増しによって、大きく借金していた人達の手に移動した事になる。 
  一般庶民は、大した借金も出来ない。
  大量の借金は、国家や銀行、証券会社、資本の大きい企業‥。 
  日本国民の個人資産は1500兆円とも言われる。 これが実質どれだけ目減りし、目減りした分がどこへ行くかが大きな問題。 
   大雑把に書いたが、本当はその詳しいところが知りたかった。しかし、前述したように、政府や日銀などの公的機関は勿論、報道機関も報道してくれない。  

  アメリカの議会が政府の公的資金投入を否決し、1929年やブラックマンデー以上のブラックマンデーになった。 
  まさに世界は、【グローバルクライシス(地球的規模の経済危機)】に陥っている。 

   個人的には株を持っているし、困ったものだと思いながらも、(これからの時代を考えると、)これで良かったとの思いの方がはるかに強い。
  麻生さんに言わせると全治3年の病気だが、地球的に見ると健康の印だと思える。 何故か? 人類は食べるためにどうするかが問われているのに、一生懸命地球を掘り起こし、得た物を山分けし分捕り合戦し、それを貸し借りし、おかしくなったら、水増しして調整している。

  山分けした物を私有財産 だと思い込んでいるのだから、そうでないことが明らかになるのは、もともと
内蔵している矛盾だと思う。  

   だから、本来的な矛盾が噴出する事は、健康な印だとも言える。  ただ、世界のリーダーがその認識がないようだから、今後しばらくは、  バブル→はじける→バブルを繰り返す事になるのだろう、どこかで収束する運命?もまた内蔵しているから、基本的には心配することはない。

  長い道のりになるだろうが、【新しい芽】を育み、

    基本を大事に磨きながら暮らし、地球で起きているこの人間ドラマを楽しも う!

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人類は当たり前のこと が求められている。

アメリカは不良債権に公的資金の(税金)の投入を決めた。 結局、国民の不満を押し切って通したが、これが世界の景気を立て直す人類の英知になるだろうか?
   日本は総選挙に向け与野党の各党は、経済建て直しの政策を示し、民意を問うという。
   アメリカも日本も経済対策の名目で
借金(国債)や財源を回して使い、アメリカも日本も世界も立ち行かなくなった。

  稼ぎ方に問題があったのに、景気対策は稼ぎ方ではなく対策の財源の出所や規模と配分や使い方に話が行く。
     これで、景気が良くなるというのだろうか?

   理に合わず、普通では考えられない。

   
   この理に合わない事を20年来続け、今日本は世界に冠たる借金大国になり、まだ続けてる。 

    国民の半分を越える人たちが、総選挙で国政が良くなるとは考えていないという。 
       
これは情報操作の効きにくい根深い不信感や素直な直感ではないか。

  

 

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時代と自分

   時の首相は(秋葉系)と,自認しそれを(売り)にしているようだ。 
  確かに、東京秋葉原は(オタク)や(コスプレ)の超?現代文化の風が吹く。  秋葉の事件の背景にもなった。 
    時代の認識にもよるが、今の時代がまずいと思ったら、目立たず平凡で古いといわれても良いから自分に素直にゆっくり、 家の周りの片づけででも、友達の畑の草取りでも、ボウとその辺お散歩でも、  昔やった趣味のスポーツや娯楽でもいい。 身近な家族や隣近所、そして友達とのお喋りもいい。  

   【地球】や【世界】の登場しないどうでも良いような総選挙であっても、生活感が政治家もメディアも国民の一人ひとりも問われる、と考えている。  
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我々は漬物か?

今朝から、メディアが一斉に内閣支持率の世論調査結果の報道を見ていて、変な事が思い浮かんだ。 

 漬物を漬けて、時々漬かり加減を見て、塩を加減する田舎の(おっかあ)がやる見慣れた風景を思い出した。 

   我々は情報を通してしか社会を知る事はできない。 
  その中で情報化社会といわれるメディアの情報の中に我々はさらされ、たやすくそこを逃れる事はできない。 
 
   新内閣の基盤や顔ぶれはさほど変わらないのに、予想通りの支持率がここ数日にして 高くなっている。 
  この変化をもたらした原因に、マスメディアの情報意外に何があるだろうか? 
   メディアは政治を情報化して流し、その浸透具合を世論調査と言う形で確認する。
  その中では、我々は単にナスやきゅうり同様の漬物になる。 

   
ますます地球の出番が増える。

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娯楽系

新聞やテレビの情報を、便宜的に、A,社会的に必要なニュース系と、B,個人的で楽しみを中心にした娯楽系に分けられなくもない。
  全体的にBの情報が割合的に増えている印象だが、その線引きが難しい。 
  その中で政治や犯罪など、かつてははっきりニュース系だった情報が、ワイショー化され娯楽系に動いてきてるようだ。  
  確かに脚色するから分りやすく面白い。  ただ、脚色された分ニュース性が欠けてくる。  
   新聞もテレビも商品だから仕方ないといえば仕方がないが、公共性ゆえ法律的に特権的な扱いを受けているから、腑に落ちないところが残る。  
  伝えるところでは、あのアメリカでもメディアの娯楽系とニュース系を区別して、流すらしい。  せめて、日本もそのぐらいのけじめはつけてほしい。  
  そうしないと経済も政治も、しいては我々の生活までもがワイドショー化され  現実感を薄め人の判断を狂わす。

  脚色された情報の中にあって 民意を問われ、人々はまともに答えられるだろうか?    

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榊原英資

榊原英資は「金融の神様」とも言われた日本の著名な経済学者。 テレビや新聞にも再三登場し、直接口演を聞きに行った事もある。  
  竹中平蔵氏とは馬も合わず、先の見通しが外れた事もある。口が滑りやすい、   好きなタイプではない。  
   ところが、最近出した著書の中で「天然資源はますます稀少化し工業製品との価値が逆転する。」と述べている。   
  他はともかく、このフレーズだけは大いに共感した。   

   資源の有限性と将来の経済発展の方向を具体的に表現している。   
   以前、日記に産業の構造転換と、経済の発展方向を←から→へと感覚的に書いた事があるが、同じような意味である。    

   部分的でも、認識を共有できる事は心強い。    

   予想もしていなかったあまり好きでないタイプの人間の中に【新しい芽】を見出し,人の意外さと自重の大切さを改めて知った。 彼はテレビや新聞で「民主党を支持する。」と 公言するような、慶大から早大に移った現役の学者。

   変だ?‥変だ!     

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始まる歴史的な総選挙

続いて【08・政権選択】これは9月23日、朝日新聞朝刊1面の署名入り論説の見出し。
  記事は「役者は揃った。本舞台の幕が上がる。いざ総選挙へ、政治は走り出す。」そして「有権者が総選挙を通じ、直接首相をすげ替える。これは明治以来の日本の憲政史上、初めての事件となる。」と続く。 
   確かに、この思わせぶりな政治ショーが、これから始まる。 

   いかにも、今後の日本の針路を国民が選択できるかのようだ。 
    建前はそうかもしれないが、昨日「寺島実朗」で書いたように、選挙結果がどうなっても、政治は流動化(役割が果たせず漂流)するだろうから、この記事は(これまで同様)結局はメディアの世論誘導の役割を果たす事になるだろうと思う。 

    この記事が、今日の【世界】や【地球】上での日本の現状を象徴的で端的にに表していると思った。   

   与野党を問わず、既存政党の中に、今日本に求められる政策は見出せない。  (寺島氏の言葉で言えば【小さい芽】が見当たらない。)  

   総選挙は経済の建て直しが各党の公約(マニフェスト)になり争われるが、どの公約をとっても、日本経済が立て直るとは考えられない。  理由は、日本経済が外的要因が大きく原因して落ち込んでいるのに、公約は内向きで(対策は国内の財源の移動)  原因に対する対策になっていない。  

  これは私の仮説実験の論の立て方で、選挙後の日本経済がどうなるかで  この仮説は実証されることになる。   

   だから、皮肉な事に選挙結果は、投票日ではなく、投票後半年ぐらいたってから明らかになる。  
   とは言え選挙を棄権はしない。  
  相対的に判断するか、白票で意思表示するか、投票当日まで迷うだろう。  
   この歳になってやっと、無党派・投票率の低さ・棄権・白票の意味が少し分ってきた。  
  国も、メディアもこの事を、もう少し突っ込んで考えたほうがいい。  この人たちの中に【新しい芽】が潜んでいるに違いない。
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寺島実朗

今日の状況を見て自分が考えている事が変なのかな?と心配になったり、自分の物言いの大柄さが気になったりする事がよくある。 
 各界のリーダーや著名人の言葉を聴いていて、どうしても基本的なところでズレていると感じ、舌足らずでも、これは自分の日記だから、あれこれ気にしないで「思いっきり書こう!」と孤軍奮闘しているような気持ちになっているところがある。

    そういう中にあって、著名人で自分の発想に【最も近く】元気をもらえる人がいる。 

   寺品実朗 テレビや新聞雑誌にも時々登場する。 日本総合研究所会長の肩書きで、63~4歳 北海道出身も身びいきしているかもしれない。 

  9月22日朝日新聞で経済界からの直言の【政治不全】の囲み記事の中で 寺島実朗の「公約で時代認識語れ」の主張が載っていた。  
   その中で、「日本の政治や国民が既に重大な国益の損失をもたらしている事に気が付いていない。」「政治の現状は危険性を持ちながら、時代が人を呼び、新しい政治の芽が出てくる可能性も大いにある。」と述べていた。  

  全く同感だ。
   どんな声も社会的なシステムに乗り大きくなって社会的な力になる。  彼は年も若く元気そうだから今後の活躍を大いに期待している。    
   先に、自分の発想と違いもあるので【最も近い】と書いた。  寺島氏の視座は【世界】であり、私は【地球】を視座に据えたいと考えている。   
   【世界】と【地球」の視座の違いは具体的現象を見る時、違いは出てくる。(その違いはいつか取り上げたい。)    
   しかし、世の現状はそんな段階の違いではなく、国益をも損なうごく狭い範囲の立場や利益を主張し動いて止まないのだから問題にならない。   
   総裁選や、総選挙の結果がどうあれ、どの政権公約(マニフェスト)も限定された範囲内の話で、時代認識や世界観をこめた政策論になっていないから、現状から見ると彼との視座の違いより共通するところが大きくなり、彼は私の言いたいことをきちんとした言葉で言ってくれる。 

 顔写真や、テレビで座っているのを見ると、ズングリしたスタイルかなと勝手に想像し親しみすら感じて見ている。   
  記事は「しなやかで公共性の高いテーマに目ざめた若い人たちが日本を変えていくかもしれない。」と期待をこめて結んでいた。 
      これも全く同感だ。  
                      がんばれ!寺島実朗!  
     
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外需と内需

総裁選や、来るべき総選挙は、日本の経済政策が争われるようだ。 
  各党派の主張はいろいろあっても金融や財政を含め外需か内需のどっちの需要を重視するかで分類でき、競い合っているかのようでもある。 
   経済政策の基本は、人が食べて生きるための産業であり、生産だろう。 
   生産抜きに外需が行き詰まったから、これからは内需とはいかない。  
   それが経済の基本とは言いにくい。  
  与野党とも内需重視の流れだが、その前提の
  これからの日本がやっていく産業のあり方の話が聞きたい。   

   テクノロジーが国の基幹産業だとすると今日の日本のような不安定な経済構造になる。加工する資源や材料が不足したり値上がりすると行き詰まる。    
 
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バブル

世界のあちこちでバブルが生じ、バブルがはじけ、国の公的資金や中央銀行が、資金援助する。
  世界はカジノ経済とも揶揄される行為を公私一緒になって支え合う。
  こういう中で、バレなければ、かつての裏と表が裏返しなったような社会。

   それが正当化されている現在は、地球を視座にした人類の歴史の中で何時までも正当化されるだろうか? 
           どうしてもそうとは信じられない。
   その事がどこからも聞こえてこない事が不思議でならない。

   日本は実験済みではなかったのか? 

   現在に至った我々の社会や経済の荒廃が、時を追って見ると、その事と無関係だとは考えにくい。

  自分が【専門家】でないから、そう思うのだったらいいのだが。

 (世界の国家体制の如何や、どの政党政派やメディアの主張にもそれが見えず、どうしたものか?と思ってる。勿論、公的資金の不公正云々の立場の問題ではなく文化の問題として疑問。)

   

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