「呑気」 それで、いいのだ！

　

　　一人一人もその集まりである世界も試行錯誤無しに成長・発展することは出来ないから、今の社会が混乱し抜け出せないでいるのも、人類や地球の歴史の上では大いに意味をもつことになるはずである。

  そう考えるから、末世的な破滅論や刺激的な煽りの言辞に飲み込まれず、生い先短い日々を呑気にやっていいられるのかもしれない。

違和感」

2012　ロンドンオリンピックの世界への呼び掛けた言葉の《全世代のインスピレーション）や　　アトラクションで演じられた産業革命を挟んだイギリスの伝統文化を誇示し、個人の尊厳や人権をアピールしたのは良いのだが、華美な演出とは対照的にその文明の行きづまりへの問いかけの無かった事自体が現代を象徴しているかのようでもあった。　

現代にしっかり向き合ったオリンピックだと、「金の量産」や「メダルラッシュ」の言葉など、横行しない。