デューク・アドリブ帖

超絶変態ジャズマニア『デューク・M』の独断と偏見と毒舌のアドリブ帖です。縦横無尽、天衣無縫、支離滅裂な展開です。

シャボン玉ホリデーで聴いた♪Beside a garden wall・・・

2014-02-16 09:32:13 | Weblog
 「念願は人格を形成す、継続は力なり」という格言がある。地道な努力を続けていけば、やがて目標を達成できることをいう。目標もないまま、ただジャズが好き、というだけで2006年1月2日に開設したブログも今年で8年目に入り、本稿が400本目になる。始めるのも簡単なら止めるのも自由というブログだけに続けるのは難しいといわれているが、こうして継続できたのは多くの読者に支えられているからだ。感謝!感謝!

 ベスト3企画を中心に展開するコメント欄も、回を重ねる毎にマイナーな曲になっているので、ここらでほとんどの方が一度は聴いたことがあるであろう曲を取り上げてみたい。ポピュラー・ソングを代表する「スターダスト」はどうだろう。アメリカ人が最も好む曲といわれているが、日本人もこの曲を愛する人は多い。特に団塊前後の世代にとっては忘れられない曲だ。もし曲名を忘れていても、若かりしころ、毎週日曜日にテレビで聴いた曲といえばメロディが出てくるかもしれない。「シャボン玉ホリデー」のラストで、ロス・インディオス・タバハラスのギターをバックに歌ったのはザ・ピーナッツだった。

 ♪Beside a garden wall・・・このミッチェル・パリッシュの歌詞を耳にするだけで当時にタイムスリップする。作曲したのは、「このメロディは僕自身よりも大きくなってしまった」と自伝に書いたホーギー・カーマイケルだ。ルイ・アームストロングが最初に歌ったのは31年だが、その後半世紀の間に40ヵ国語に訳され、レコードは軽く1000種を超えるといわれている。いうなればシンガーなら一度は歌う曲だ。この名曲をアーネスティン・アンダーソンで聴いてみよう。イントロのストリングスがヴァースを示唆するものの、ゆったりとしたテンポで♪Sometimes I wonder why I spend・・・のコーラスから歌いだし、最後にヴァースを歌う。粋なアレンジだ。

 「継続は力なり」と自分で言うのはおこがましいが、継続するうち徐々にアクセス数も増えた。ここで話題になったアルバムがきっかけでジャズの虜になった方がいるなら、微力ながらジャズ界発展に協力したことになる。開設当時はなかった目標も、次は500回という目安が出来た。おっと、アンダーソンのアルバム名を書き忘れるところだった。「The Toast Of The Nation's Critics」、レーベル「Mercury」、レコード番号「MG 20400」。

コメント (13)
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